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通行激減の国道沿いにカフェ

紀伊民報 9月8日(木)17時1分配信

 和歌山県すさみ町見老津の国道42号沿いで9月、民間のカフェと町の情報発信施設がそれぞれオープンする。どちらも、今年1月に閉鎖していた建物を使う。紀勢自動車道の開通(2015年)に伴い、並行する国道42号は交通量が激減。いかに人を呼び込むかが地域の課題になっている中での「再出発」となる。

 11日にオープンするカフェは「BUSH(ブッシュ)」。婦夫波(めおとなみ)が見渡せる立地にある、レストラン「黒嶋茶屋」だった建物を改装して使う。今年8月に2日間だけプレオープンさせたところ、入店を待つ地元住民らで行列ができたほど期待は高い。

 代表の橋本万吉さん(37)=上富田町朝来=は「ここから見える眺めは最高だし、人を呼び込みたい。ぜひ時間をつくって来てほしい」とPRする。小さい頃から見老津へはよく来ていたほか、昨年秋には芸術イベント「紀の国トレイナート」の一環でJR見老津駅の駅舎でカフェを開いた縁もあった。営業は午前9時~午後6時。こだわりのエスプレッソやケーキ、食事などを提供する。

 情報発信施設になるのは「道の駅イノブータンランドすさみ」にある一棟。町が「移住・定住センター」として11日にオープンする。道の駅は見老津保郷会が指定管理者として運営していたが、利用客の減少もあって1月に閉まっていた。

 県ふるさと定住センター(古座川町)と連携して希望者に空き家情報などを提供するほか、すさみ町のイベントや観光の情報も発信する。同時に、地域住民が気軽に立ち寄れる場所にもしたいという。開館は午前8時半~午後5時15分。定休日は水、木曜。

最終更新:9月8日(木)17時1分

紀伊民報