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絶滅したはずのチョウが生息

紀伊民報 9月8日(木)17時2分配信

 和歌山県のレッドデータブックで絶滅種とされている小形のチョウ「シルビアシジミ」の生息場所が、紀南地方で見つかっている。チョウ愛好者らは「これまでほそぼそと生きながらえてきたのだろう」と話している。

 シルビアシジミは羽を広げても2センチに満たない。草の丈が低い開放的な草原環境を好み、幼虫はマメ科のミヤコグサを食べる。里山や平野部など人と近い場所に生息しており、土地開発などの影響をもろに受けるため、全国的に激減している。環境省のレッドリストでは絶滅危惧1B類に分類される。

 このチョウの発生を調べている深見訓士さん(56)=田辺市下三栖=は、局地的だが複数箇所で生息を確認しているという。5、6年前から調べ始めたといい、環境さえ整えば一気に増える可能性もあるとみている。

最終更新:9月8日(木)17時2分

紀伊民報