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米アップル、防水仕様の「iPhone7」と新型ウオッチ発表

Bloomberg 9月8日(木)3時40分配信

米アップルは7日、新型の「iPhone(アイフォーン)7」と腕時計型端末「アップルウオッチ」を発表した。同社の技術革新ペース鈍化を投資家が懸念する中で、新型アイフォーンの累積需要を取り込むことで販売のてこ入れを目指す。

同社がサンフランシスコで開催したイベントで明らかにしたところによると、アイフォーン7はカメラの性能やプロセッサーの処理速度が向上し、バッテリー寿命が延びたほか、防水・防塵(ぼうじん)仕様のデザインを採用。イヤホン・ジャックをなくして他の機能の余地を広げた。同社はまた、新型アイフォーンにワイヤレスでつながる新型イヤホン「AirPods」を披露した。価格は159ドル(約1万6200円)。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は記者団や社員の前で、「われわれがこれまでに開発したアイフォーンの中でこれは最高だ」と述べた。

新型ウオッチも防水仕様で衛星利用測位システム(GPS)追跡機能を備え、高速プロセッサーやより明るいスクリーンを搭載した。同社はさらに、日本でのアイフォーンを利用した決済サービスの導入や、アップストアで任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオ」が配信されることも明らかにした。

ガートナーのアナリスト、ブライアン・ブラウ氏は、「アップルはかつて全く新しいユーザー体験を生み出したが、今日はそれが見当たらなかった」と述べ、「スマートフォンに対する人々の意見は変わらないだろう。関心が高まることはないものの、低下することもない」と付け加えた。

アップルのスティーブ・ジョブズ前CEOがかつて同じようなイベントで「iPod(アイポッド)」や「iPad(アイパッド)」、初代アイフォーンを発表し、売上高や利益の急増につながったが、今会計年度の売上高は2001年以来の減少となる見通し。一部の投資家やアナリストはクックCEOが技術革新を実現できるか疑問視している。

新型アイフォーンは従来モデル「6s」と同様のサイズ。主要な改良点はカメラ機能で、従来モデルでは背面のレンズは一つだったが、新型ではより大きめの「アイフォーン7プラス」で二つのレンズが装着され、画像がより鮮明になる。また、ホームボタンは圧力感応型となる。

価格は新型では小さめの「7」が649ドル、大きめの「7プラス」が769ドル。事前予約は9月9日から受け付ける。色はシルバー、ゴールド、ローズゴールドのほか、新たにブラックで2種類をそろえた。

原題:Apple Updates Key IPhone Line in Bid to Reignite Growth (1)(抜粋)原題:Apple Introduces IPhone 7: Water Resistant, Faster, New Camera (抜粋)

アイフォーンの仕様詳細や価格などを追加して更新します.

Mark Gurman, Alex Webb

最終更新:9月8日(木)8時54分

Bloomberg