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NY外為:ドル指数が小幅高、モルガンSはユーロの一段高を予想

Bloomberg 9月8日(木)5時27分配信

7日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が小幅高。朝方は軟調だったが、戻す展開となった。午後に公表された米地区連銀経済報告(ベージュブック)はほとんどの地区で緩慢なペースで景気が拡大したと指摘したが、ドルの反応は鈍かった。

モルガン・スタンレーはユーロが年末までに、対ドルでさらに5%上昇する可能性があると予想した。年初からは3.5%上げている。チーフグローバル通貨ストラテジストのハンス・レデカー氏は、欧州中央銀行(ECB)の景気刺激やインフレ促進に向けた取り組みが根強いユーロ高に妨げられる可能性があると指摘した。ECB政策委員会は8日に定例会合を開催する。

欧州と日本の金融当局による景気刺激策は限界に達しつつあるとの見方からユーロと円は年初来で堅調となっている。利上げを見送っている米当局との金融政策の違いは弱まっており、主要通貨に対してドルは軟調になっている。

レデカー氏は「当社はユーロに強気だ」と電子メールで指摘。ユーロ圏で高まる政治リスクについては「ユーロは懸念の壁を乗り越える」との見方を示した。同氏はリポートで「ECBがユーロ高を妨げようとしても、できることはほとんどない」と記述した。

同氏はユーロを押し上げるユーロ圏への資金流入に対し、中銀の緩和拡大は対抗できなくなると指摘した上で、現金が不足している欧州の銀行は資金を域内にとどめるとの見方を示した。一方、ブルームバーグが実施したアナリスト調査ではユーロは年末までに1.09ドルに軟化すると予想されている。

ニューヨーク時間午後4時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。午後5時現在でユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.1239ドル、対円では0.4%下げて1ユーロ=114円35銭。ドルは対円で0.3%安の1ドル=101円74銭。

ブルームバーグが実施したエコノミスト調査では、ECBは年末までに量的緩和を拡大すると大半のエコノミストがみていることが明らかになった。域内のインフレ率が目標の2%を大きく下回っていることが背景。

原題:Morgan Stanley Says Draghi Stimulus Can’t Stop Euro’s Bull Run(抜粋)INSIDE G-10: USD Reverses Early Loss; Beige Book ‘Modest Growth’(抜粋)

第3段落以降を追加し、更新します.

Chiara Albanese, Lananh Nguyen

最終更新:9月8日(木)6時45分

Bloomberg