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日本株への関心反映か、海外勢参加が過去2番目の多さ-メリル証会議

Bloomberg 9月8日(木)11時13分配信

日本株は今年このままだと年ベースで2011年以来の下落率を記録することになるが、メリルリンチ日本証券が来週開く投資家向け年次コンファレンスへの海外からの参加者は過去最高に近くなりそうだ。

同証の西本桜日本調査部副部長によると、来週いっぱい続く同コンファレンスへの海外からの参加者は13年の歴史の中で2番目の多さとなりそう。ソニーやソフトバンクグループなど200社も参加するこのイベントは、日本銀行が20、21両日開く金融政策決定会合の直前のタイミングで開催される。

海外からの関心の高さは意外かもしれないが、ここには為替要因が影響している。TOPIXの騰落率は円ベースで年初来マイナスだが、他の通貨ではプラス。ドルベースにすると、約1年ぶり高水準で取引されている。円ベースでも2月の安値からは13%前後回復している。

豪AMPキャピタル・インベスターズで投資ファンドを率いるネーダー・ナエイミ氏は、「状況悪化が緩和されれば市場に入って買うスタンスだが、そうした状況が日本で起きてきた」と語る。7月に日本株買いを再開した同氏は、日銀の指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ倍増のほか、国債購入策が微調整される可能性を考えると、銀行銘柄などが「顕著に高くなる」公算は大きいと付け加えた。

TOPIXは7日終値時点で、円ベースでは年初来13%下落だが、ドルとユーロのベースではそれぞれ3.5%、0.5%上昇している。円は対ドルで18%値上がりしてきたので、為替ヘッジをしない海外投資家に恩恵を与える。

コンファレンスでは早川英男元日銀理事が14日、マイナス金利に関して基調講演する。メリルによると、個別企業ミーティングで投資家からの申し込みが最も多いのは楽天でその次がヤフー。

原題:What Stock Rout? Merrill Sees Near-Record Crowd at Tokyo Forum(抜粋)

Finbarr Flynn, Anna Kitanaka

最終更新:9月8日(木)11時13分

Bloomberg