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【ヤクルト】逆転勝ち!CS争いに崖っ縁で踏みとどまった

スポーツ報知 9月9日(金)6時5分配信

◆DeNA3―5ヤクルト(8日・横浜)

 ヤクルトがDeNAに逆転勝ちし、連敗を3で止め、CS争いに崖っ縁で踏みとどまった。負ければ自力でのCS進出が消滅する一戦で、3点を追う7回に荒木、西田の連続二塁打で追いつき、代打・雄平の中前打で勝ち越した。雄平は、この日、左側腹部筋挫傷から復帰したばかりだった。DeNAは石田が好投したが、継投が決まらなかった。

 思いの丈をバットに込めた。7回、3点差を追いつき、なおも2死一、三塁。この日、復帰した代打・雄平は、須田の高めの145キロ直球を振り抜いた。フラフラと上がった打球は中前にポトリと落ちた。執念の勝ち越し打。「めっちゃ緊張しましたし、技術的にはよくなかったけど、あそこしかないというところに落ちてくれた」と笑った。

 3位・DeNAに連敗し、まだ直接対決を4試合残すが、負ければ自力でのCS進出が消滅する一戦だった。しかし、6回まで無得点。重苦しい雰囲気が漂ったが、7回に流れが変わった。1死から川端の復帰3戦目での初安打を含む5連打で3点。右翼線へ1点差に迫る2点二塁打を打った西田は「少し詰まりましたが、いいところに落ちてくれました」。全員が気持ちでつなぎ、雄平の一打につなげた。

2度のけが克服 雄平はけがを乗り越えた。7月26日の阪神戦(甲子園)で左脇腹を故障。左側腹部筋挫傷と診断された。8月下旬、一度は実戦復帰するまで回復したが、今度は古傷の左肘に違和感を覚えた。「ちょっとしたバランスで(状態が)変わってしまう肘だから」。それでも、キャッチボールの合間にタオルを使ったシャドーピッチングを行い、バランスを調整。5メートルのネットスローを再開したばかりで「まだ80~90%の状態」と言うが、勝負の試合に間に合わせてきた。ヒーローは「まだ諦めていないし、必ずCSに出られるように。昨年と違った順位争いだけど、勝ちたい気持ちは同じだから」と言い切った。

 チームの連敗は3でストップ。真中監督は「苦しい展開だったけど、3回以降、投手が粘っていった結果。こういう試合を続けていきたいね」と全員をたたえた。山田、川端、雄平と故障者が次々と復帰し、役者がそろってきた。土壇場で意地を見せた昨季のリーグ王者。反撃は、ここから始まる。(中村 晃大)

最終更新:9月20日(火)3時16分

スポーツ報知

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