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蔡政権、国民党の資金の流れを調査 不正資産追及の一環で/台湾

中央社フォーカス台湾 9月9日(金)12時11分配信

(台北 9日 中央社)政党とその関連組織が不当に得た資産を追及する行政院(内閣)「不当党産処理委員会」の顧立雄・主任委員は8日、すでに野党・国民党の資金の流れに関する調査を開始しており、同党にも説明を求めていくとの方針を明らかにした。

戦後、日本が台湾に残した不動産を接収するなどして巨額の資産を築き、「世界で最も金持ちな政党」と呼ばれた国民党。5月に発足した民進党の蔡英文政権は7月下旬、その資産を解体するための法律を成立させた。委員会は同法律に基づき8月末に発足、追及を開始している。

顧氏は、我々は国民党の収入源には不正な方法で得た資産が含まれていると考えている述べ、同党に対し、それらの財産を支出しないよう要求したと語った。

委員会への報告が義務付けられるのは、国民党など1987年以前に成立した政党とその関連組織が、1945年8月15日以降に取得した資産。委員会が「不当」と認定したものは国や地方自治体などへ返還される。

また、委員会は5日、告発者に最高1億台湾元(約3億2500万円)の賞金を授与することを決定している。

追及を進める委員会に対し、国民党の洪秀柱主席は同日、「不当党産処理委員会」ではなく、横暴な「不当委員会」だと激しく非難。洪氏は法律の成立時にも、不公平で不道徳な「悪法」と批判を展開していた。

(唐佩君、戴雅真/編集:杉野浩司)

最終更新:9月9日(金)12時11分

中央社フォーカス台湾