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薬物乱用で送致される少年が増加、大麻は6割以上増

リセマム 9月9日(金)14時45分配信

 警察庁は9月8日、平成28年上半期における少年非行情勢の統計を発表した。刑法犯少年の検挙数は14年連続で減少しているが、再犯者率は7年連続で増加しており平成元年以降最多となった。また、覚せい剤乱用や大麻乱用で送致される少年が増加している。

刑法犯少年の男女別推移

 平成28年上半期における刑法犯少年の検挙数は1万5,489人と、前年同期より3,859人減少し、平成15年上半期から14年連続で減少している。男女別では男子が全体の87.8%を占めている。年齢別では16歳が3,214人ともっとも多く、ついで15歳3,094人、14歳2,662人、17歳2,549人となった。

 刑法犯少年の再犯者数は前年より1,291人少ない5,851人。再犯者数は13年連続で減少しているが、刑法犯検挙数に占める再犯者の割合を示す再犯者率は37.8%と前年同期より0.9ポイント増加し、上半期統計のある平成元年同期以降でもっとも高くなっている。

 薬物事犯で送致された少年は、覚せい剤乱用で前年同期より10人多い77人、大麻乱用で前年同期より36人多い94人と大幅に増加した。内訳は、覚せい剤乱用で中学生6人、高校生11人、大学生0人、その他の学生2人、有職少年20人、無職少年38人。大麻乱用で中学生1人、高校生17人、大学生2人、その他の学生1人、有職少年58人、無職少年15人。大麻乱用は増減率が前年同期比62.1%増。特に、高校生においては325.0%増となった。

 校内暴力事件は前年同期より68件少ない403件。もっとも多いのは中学生で事件数341件、検挙・補導人員387人だが、前年同期と比べると事件数は72件減、検挙・補導人員は82人減となっている。一方、小学生の事件は前年同期と同数の29件。補導された小学生は前年同期より2人増えて33人となった。

 いじめに起因する事件は前年同期より33件少ない66件で、このうち暴行27件と傷害25件が特に多かったが、インターネットを利用した事件も1件あった。いじめに起因する事件で検挙・補導されたのは126人。内訳は小学生20人、中学生86人、高校生20人だった。

《リセマム 外岡紘代》

最終更新:9月9日(金)14時45分

リセマム