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欧州市場サマリー(8日)

ロイター 9月9日(金)4時35分配信

[8日 ロイター] - <為替> 欧州中央銀行(ECB)が金利を据え置き、資産買い入れプログラムの拡大方針を明言しなかったことを受け、ユーロは対ドル<EUR=>で約2週間ぶり高値をつけた。

円は対ドル<JPY=>で101円台後半。過去4営業日では3%近く上昇している。日銀の中曽宏副総裁は、月内に金融刺激策を拡大するかについて、新しい手掛かりをほとんど示さなかった。

<ロンドン株式市場> 小幅続伸で取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)が金融政策の現状維持を決めたことに伴う失望売りで、それまでの上げ幅は縮小したが、ユーロ高ポンド安が進んだことが相場を下支えした。期待外れのECBの決定による直接の影響は英国の企業には少なく、ロンドンの株価は欧州の他の市場ほどは落ち込まなかった。

ソフトウエアのマイクロフォーカス・インターナショナル<MCRO.L>は14.7%の急騰。過去最高値をつけた。米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)<HPE.N>からソフトウエア部門の非中核事業を88億ドルで買収したことが好感された。英国最大の家電・携帯電話小売りのディクソン・カーフォン<DC.L>は4.0%高。四半期の売り上げが市場予想を上回る4%増となったことが買い材料となった。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が金融政策の現状維持を決めた理事会後の記者会見で、資産買い入れプログラムの延長を今回の会合では協議しなかったと述べたことが嫌気された。

教育出版で世界最大手の英ピアソン<PSON.L>は7.7%下落し、最も大幅に値下がりした銘柄だった。同業の米ジョン・ワイリー・アンド・サンズ<JWa.N>の業績が期待外れの内容だったことが材料視された。半導体メーカーも売られた。ドイツのダイアログ・セミコンダクター<DLGS.DE>とオランダのASMLホールディング<ASML.AS>、英ARMホールディングス<ARM.L>は3.6%から4.9%の下落となった。

<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が理事会後の記者会見でこの日の理事会では資産買い入れプログラムの延長について討議しなかったと発言したことを受け、ユーロ圏国債利回りが一時大きく上昇した。

独10年債利回り<DE10YT=TWEB>は一時マイナス0.063%まで上昇。その後は3.4ベーシスポイント(bp)上昇のマイナス0.086%で推移している。独30年債<DE30YT=TWEB>利回りは0.51%まで上昇した。

イタリア<IT10YT=TWEB>、スペイン<ES10YT=TWEB>、ポルトガル<PT10YT=TWEB>の10年債利回りも約4─6bp上昇した。

最終更新:9月9日(金)4時35分

ロイター