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T・ウッズ復帰後の注目はイップスの回復具合と新しいクラブ

ゴルフ情報ALBA.Net 9月9日(金)16時11分配信

 腰のケガにより1年以上も実戦から遠ざかっていた(※)タイガー・ウッズが、「秋にはツアー復帰をしたい」と自身のホームページに発表したのは昨日。1日たった現在、あっという間にゴルフ界はウッズ一色となった。

松山英樹が奮闘中のPGAツアーフォトギャラリー

 新シーズン開幕戦の「セーフフェイオープン(10月13~16日、カリフォルニア州ナパバレー・シルバラードリゾート)」を復帰戦にしたいと語ったが、「もしウッズが参戦したら、予選を通過するか?」と投票が行われる一方で、識者たちが早速ウッズの分析を始めた。

 自身もヒザの手術を受けたあとにツアー復帰した経験があるジョニー・ミラーは、ウッズの完全復活を支持する一人。開幕戦のテレビ解説を務めるが、「ウッズの勝利への情熱は誰よりも高い。40歳なんてまだまだ若いし、これから6~8勝はできる。ウッズが戻って来ると聞いてさけび声を上げたよ」と興奮する。

 同じくテレビ解説を務めるブランデル・シャンブリーは、「昨年までと同じスイングをしていたら、必ずまた腰を痛めることになる。もう少しアップライトに振り、下半身を楽にさせることが重要」と前置きし、ウッズが前回復帰したときに見せたショートゲームの不調を“イップス”と表現して、その不安を口にした。

「ショートゲーム・イップスを治すのは決して簡単じゃない。というよりアマチュアでもプロでもゴルファーにとって、ショートゲームのイップスほど厄介なものはない。克服した選手をこれまでみたことがない」。

 年内にウッズが出場したいと希望したのは3試合だが、なぜこれらを選択したのか? まずは復帰戦に選んだセーフウェイオープンだが、今シーズンまではフライズ・ドット・コムオープンと呼ばれていた。昨年、ウッズはこの開幕戦に参戦する予定だったが、腰の悪化に伴い手術を行い、結局は出られなかったという経緯がある。

 そもそも昨年、同大会に出場を決めたのはPGAツアーとの取り決めがあった。2012年、同大会が開催されている裏で、ウッズはトルコでのエキシビションに出場した。PGAツアーではツアーメンバーが「母国や欧州ツアーなど共存するツアーを除く試合」に出場する際、コミッショナーの許可が必要と定めている。つまり、ウッズがトルコに行くにあたって「3年以内にフライズ・ドット・コムオープンに出場すること」という条件が取り決められ、その締め切りが昨年だったわけだ。ところが、昨年は残念ながらケガで欠場となり、「それなら今年の復帰戦で」とウッズが希望している。

 残りの2戦とはヨーロピアンツアーのファイナルズ初戦「トルコ航空オープン」(11月3~6日・トルコ)と、12月には非公式ながらも自身が主催する「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」(12月1~4日・バハマ)を選択。そして、年内に3試合ほどウッズが語った理由として、「新しくするゴルフクラブを試すためでは?」という見方も出ている。

 8月初め、ウッズが長年愛用してきたナイキ社がクラブ、ボールの用具部門から撤退すると発表した。同社のゴルフクラブがウッズの活躍によって成長してきたのは明白であり、「決断は大変だった。タイガーと直接話したが、彼の怒りはすごかった」と、創設者でもあるフィル・ナイト会長は苦しい胸中を語っている。

 そして現在、ウッズの自宅は、「新しく用具の契約を結ぼうとするメーカーから送られてきたクラブであふれかえっている」(自宅を訪れた友人のノタ・ビゲイIII)。

 現在はもっとも使い慣れたクラブとボールかもしれないが、近い将来、変更を余儀なくされるのは確実。どのクラブを使うにしろ、実戦でのテストは必要だろうというわけだ。

 ウッズ自身、「リハビリは非常に良い方向に向かっており、ようやく復帰の計画を立てられることになった。でも、もう少し調整が必要だ」と語っているため、まだまだ予断は許さない状況ではある。しかし、もし10月にウッズが復帰すれば、スイング、そしてクラブとボールの行方に世界が注目することになる。

※ウッズが最後に公式戦へ出場したのは昨年のウィンダム選手権(8月20~23日)。この試合では優勝争いに絡んだものの、最終日を含めてグリーン周りに苦戦した

<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:9月9日(金)18時36分

ゴルフ情報ALBA.Net

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