ここから本文です

坂本ようやく覚醒も 巨人クルーズ“尻叩き効果”倍増は来季

日刊ゲンダイDIGITAL 9月9日(金)9時26分配信

■レギュラーは安泰

 巨人の坂本勇人(27)が昨7日の阪神戦も先発を外れた。4日の中日戦で左ヒザに自打球を受けた影響で、これで2試合連続である。

 V逸は目前。打率トップを快走していることもあり、ベンチで戦況を見守った。八回に代打で登場したものの右飛。遊撃にはルイス・クルーズ(32)が入った。

 巨人はここ数年、坂本の代わりがいないことが弱点とされてきた。それが、今季からクルーズが加入。正二塁手ではあるが、「本職は遊撃か三塁」と言うように、遊撃でも軽快な守備力を見せた。チーム関係者がこう言う。

「ここ数年、坂本が低迷していたのは、ライバルがいないことが要因とみられていた。気の緩みじゃないけど、どこかに安心感というか、レギュラーは安泰という油断があったでしょう。それは原前監督もよく指摘していたことで、クルーズを獲得した時、堤GMは『クルーズはショートもできる。坂本であっても競争』と主将の尻を叩く意味合いもあるとしていた。その効果なのか、覚醒した坂本は打率・346で初の首位打者獲得を視野に入れる。これはクルーズ効果ともっぱらなんです」

■2年契約の2年目

 一方、2年契約のクルーズは移籍1年目の今季、左足首痛で登録抹消を繰り返した。2度目は2カ月もの長期離脱。この間、検査のために渡米するなど、周囲をヤキモキさせたが、本人は至ってマイペース。8月上旬に復帰して以降も度々「痛い、かゆい」を首脳陣にアピール。高橋監督を困らせた。

「70試合で打率.259、11本塁打。年俸2億4000万円で半分も試合に出ていないんだから、期待外れにもほどがある。『足が痛い』と言うから仕方ないけど、2年契約が来年まで残るから、今年はやる気がないのかもしれない。でも、本来は実力者。契約が切れる来年は働くと球団はみています」(前出の関係者)

 坂本がウカウカできない状況をつくるのも狙いだったが、主将の尻を叩くだけで2億4000万円は高すぎる。契約最終年の来年は「ムラっ気」がある性格は影を潜めると周囲は期待する。坂本といえども簡単に休めない状況を、来季はこの助っ人がつくり出しそうだ。

最終更新:9月9日(金)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合9月30日(金)