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PASMOの相互利用は? モバイルSuicaとの違いは?――Apple Pay Suicaの疑問

ITmedia Mobile 9月9日(金)6時25分配信

 「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」そして「Apple Watch Series 2」がFeliCaに対応したことが話題を集めているが、中でも注目したいのが「Suica」の対応だろう。iPhoneを自動改札機にかざして通過できることのインパクトは大きい。これだけでiPhone 7/7 Plusを購入したい思った人もいるのではないだろうか。

【Apple PayでSuicaを使う方法】

 ただ、気になるのがSuicaの仕様だ。Apple Payのサイトには「Apple PayでSuicaを使い始めるには、まずiPhone 7をあなたのSuicaカードかSuica定期券の上に置いてください。あなたのSuicaの残額やSuica定期券の情報がすばやく転送されます。これであなたのSuicaがiPhoneに入ったので、もうプラスチックのカードを持ち歩く必要はありません」と説明されている。

 もともとあるSuicaカードをiPhoneに置き換えて使う形なので、カード無しでも利用開始できる「モバイルSuica」とは仕組みが異なるようだ。ただし「まだSuicaカードを持っていない場合は、JR東日本のSuicaアプリケーションの中で、Apple Payと一緒に使えるSuicaを作ることができます」とも説明されており、カード無しでApple Pay Suicaを使う方法もある。これがAndroid向けモバイルSuicaと同じ仕組みなのかをJR東日本(東日本旅客鉄道)に確認したが、「現時点ではお答えできない」とのことだった。

 ちなみにApple Pay Suicaでは、アメリカン・エキスプレス、MasterCard、JCBのクレジットカード、ビューカードを登録して、電子マネーのチャージができる。モバイルSuicaでは対応しているVisaのカードは、現在Apple Pay Suicaでは利用できない。

 では、機能面ではモバイルSuicaと何が違うのか。モバイルSuicaではアプリ上から電子マネーのチャージができるのはもちろん、定期券、グリーン券、特急券などの購入も可能。JR東日本によると、「モバイルSuicaでできることは、Apple Payでもできる」とのことで、先述した定期券やグリーン券などの購入も可能だという。iOS向けにもSuicaのアプリが提供されるが、アプリの詳細については未定とのことだった。

 もう1つ気になるのが、「PASMO」や「ICOCA」など、他の交通系ICカードの相互利用が、モバイルSuicaと同様に可能なのかという点。これについては「PASMOの情報を管理することはできないが、相互利用は可能」(JR東日本)との回答だった。Apple Pay Suicaが、文字通りSuicaの改札でしか使えないとなると、魅力も半減といったところだが、相互利用できるのなら安心だ。

 このようにサービス名や仕組みは違うが、Apple Pay向けのSuicaは、事実上「iPhone向けモバイルSuica」と考えて差し支えないだろう。

最終更新:9月9日(金)6時25分

ITmedia Mobile