ここから本文です

小山さん(具志川中)初のV3 ロボット国際コンテスト県大会

琉球新報 9/9(金) 13:32配信

 【うるま】小中高生を対象とした自立型ロボットの国際コンテスト「WRO Japan」の県大会が8月に開かれ、中学生のエキスパート(上級)競技で、うるま市立具志川中3年の小山龍世さん(15)が3連覇を果たした。同大会事務局は「県大会3連覇は史上初」と話し、9月18日に東京で開かれる国内決勝大会へ期待を寄せている。小山さんは「11月にインドで開かれる世界大会への派遣を勝ち取りたい」と意気込んでいる。


 小山さんは中学校1年の時に同大会を知り、参加するようになった。始めた当初は「誰に聞いたらいいのか分からず、1人で苦しんでいた」と母、沢子さんは振り返る。

 8月20日に那覇市内で開かれた県大会は、中学生エキスパート競技に2チームが出場。競技は色分けされたブロックを指定された場所に運び、時間と得点を競う。ロボット組み立てから、プログラムの精度なども審査対象だ。大会事務局は「競技人口は少ないが、それでもエキスパート競技3連覇は異例。ミドル(初級)競技とは格段にレベルが違う」とその偉業をたたえる。

 周囲の協力を得ながら参加してきた小山さん。「難しい所を、あらゆる方法を試しながら何日もかけて、やっとクリアできた時は最高にうれしい」と語る。県大会当日に誕生日を迎え「最高の誕生日プレゼントだった」と沢子さんは優しい視線を向ける。

 全国大会への意気込みについて問われると「まだ百パーセントの状態ではないので、改良点がないか考えている」と準備に余念がない。日々深夜まで調整に励んでいる。

 小山さんの努力を間近で応援してきた沢子さんは「見守ることしかできないので、1人で苦しむ姿を見ると、勧めなければよかったと後悔したこともあった」と漏らす。しかし「県代表で全国大会出場が決まった時は、涙が出た」と息子の血のにじむような努力をねぎらう。具志川中学校の赤嶺幸徳校長は「今年の学校目標の『じんぶんを身に付ける』を体現してくれた。まさに生徒の目標となるような、誇れる人材」と自慢げだ。

 将来の夢は「操縦関連の発明家になりたい」と小山さんは目を輝かせ、全国大会優勝へ向けさらなる飛躍を誓っている。

琉球新報社

最終更新:9/9(金) 13:54

琉球新報