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週刊BCN、本年2回目の「BCN全国キャラバン2016 in 大阪」を開催

BCN 9月9日(金)17時58分配信

週刊BCN、本年2回目の「BCN全国キャラバン2016 in 大阪」を開催

クラウドサービス推進機構の松島桂樹・代表理事

 週刊BCNは9月9日、「求む!ビジネスパートナー ~SIer、リセラーのためのITトレンドセミナー~」と題し、SIerとリセラー向けのセミナーを大阪市北区の梅田スカイビルで開催。基調講演のほか、全国展開に注力するベンダーが商材とパートナー戦略を紹介した。

 基調講演は、クラウドサービス推進機構の松島桂樹・代表理事が登壇。「クラウドの売り方~SIer、販売代理店が商機を逃さないために」と題して講演した。

 松島理事は冒頭、「インダストリ4.0が注目されるなかで、政府も中堅・中小企業向けの政策として、取り上げるようになってきた。私の記憶では、これほど本腰を入れることはなかったのではないか。中堅・中小企業を支援しないと、さすがにやばいと、ようやく政府は気がついたようだ」と語った。そのうえで、中堅・中小企業向けにはクラウドサービスが有効活用できるとして、さまざまな事例や動向を紹介。「日常生活でも、無意識のうちにさまざまなクラウドサービスを活用する時代になった」ことから、業務でも手軽に使える環境が整ってきているとした。講演の最後に松島理事は、「クラウドは口で説明するのではなく、使ってわかってもらったほうがいい。一緒に中堅・中小企業のマーケットを広げていきましょう」と語り、講演を締めくくった。

 セッション1では、「総デジタル時代を生き抜くヒントとは ~成長し続けるITビジネスを考える~」と題し、SAPジャパン パートナー統括本部 パートナー開発 シニアマネージャーの斎藤広一氏が登壇。ERPのイメージが強いSAPだが、「売り上げの多くはERP以外。それも多くの安価なソリューションを扱っている」と説明。オンプレミスだけでなく、クラウドサービスも増えていて、「SAPは今、クラウドとIoTに注力している。こうした分野で新たなビジネスを皆さんとつくっていきたい」と参加者にアピールした。

 セッション2では、「次世代ファイアウォール/UTM『Clavister(クラビスター)』のご紹介 ~アプライアンス、仮想、IoT、組込型UTMビジネスを見据えて~」と題し、キヤノンITソリューションズ セキュリティソリューション事業部の柳澤直樹氏が登壇。クラウドやIoTが注目されているなかで、セキュリティ対策が欠かせないと解説。身代金を要求するという新型ウイルスとして話題のランサムウェアなどの事例を取り上げ、こういった攻撃の対策に有効なUTM製品「Clavister」を紹介した。柳澤氏は「UTMでの実績は多く、さまざまなノウハウがある」とし、参加者と一緒に新しいビジネスを展開したいとアピールした。

 セッション3では、「貴社のクラウド事業を加速!? 飛ぶように売れているクラウドセキュリティ HDE Oneとは」と題し、HDE 取締役副社長の永留義己氏が登壇。HDE Oneは、マイクロソフト「Office 365」やグーグル「Google Apps」向けのセキュリティ強化クラウドサービス。「不正ログイン対策」「スマートフォン紛失対策」「メール情報漏えい対策」の三つの機能を提供する。永留氏は、「クラウドに対する懸念として、常にセキュリティが挙げられる」ため、クラウドの商談ではセキュリティ対策が明暗を分けると説明した。また、HDE Oneは更新率が99.5%であること強みであるとし、「みなさまのビジネスにおいて安定的な収益になる」とパートナープログラムへの参加を呼び掛けた。

 セッション4では、「デルの新パートナー戦略 ~パートナーの皆さまと創る、これからのSMBビジネス~」と題し、デル パートナー事業本部 パートナービジネス開発本部 本部長 正田三四郎氏が登壇。まず、9月7日にEMCとの合併が完了したことを報告。「オープンスタンダードな製品ポートフォリオが充実したことで、さらに多様な顧客ニーズに対応できるようになった。1社でエンド・ツー・エンドの製品を提供できる数少ない企業である」と語った。そうしたなかで、デルの各製品はシェアが高いとし、「ノートPCの市場が横ばいのなかで、当社の製品はとてもよく売れている」とアピール。ハイパーコンバージドインフラも好調だという。「こういった需要を捉えて、パートナーの皆さまと一緒に成長していきたい」と会場に呼びかけた。

 セッション5では、「TCP通信の課題を解決するあたらしいソリューション『Tbridge(ティーブリッジ)』のご紹介」と題し、チエル 西日本営業部 部長代理 高橋信也氏が登壇。無線LAN最適化ソリューションであるTbridgeは2年前に発表。以降、販売は好調だという。Tbridgeを開発した背景や機能については、共同開発パートナーであるNOASystems CEOのJeong Jae Keum氏が登壇し、説明した。「無線LANの市場が確実に伸びていて、今後も成長が見込まれるものの、ユーザーは速度が遅い、よく切れる、つながらないなど、多くの不満を抱えている。これを解消するのがTbridge」とし、詳細な機能をアピールした。ユーザーの環境によっては、速度が20倍に向上するケースもあるという。

 最後に主催者講演として、週刊BCNの編集長、畔上文昭が「オープンとデジタルのイノベーション ~IoTやAIはインフラとなる~」と題し、クラウドやビッグデータ、IoT、AI(人工知能)といったキーワードの相関関係などを紹介しながら、デジタルトランスオーメーションについて解説した。

 休憩時間とセッション終了後に名刺交換会を実施。講演者と参加者、また参加者同士の情報交換で盛り上がった。なお、週刊BCNは今後、「BCN全国キャラバン2016」シリーズを福岡市と広島市で開催することを予定している。

最終更新:9月9日(金)17時58分

BCN