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【インタビュー】マーゴット・ロビー “ハーレイ・クイン”になるまでの過酷な道のり

cinemacafe.net 9月9日(金)18時30分配信

可愛いだけじゃない、セクシーなだけじゃない、アクロバティックなだけじゃない──なんともクレイジーなヒロイン、“悪カワ”という新しいジャンルを作り上げた『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン。演じるのは、マーゴット・ロビー。少し前に公開した映画『ターザン:REBORN』のジェーン役と同一人物とは思えないほどのギャップを披露している。キャラクターはもちろん、衣装もメイクも奇抜すぎだが「自分とは思えなかった」ことは、役を演じるうえで「パーフェクト」だと説明する。

【画像】マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クイン

「ハーレイ・クインの衣装を着てメイクをしてもらって(鏡のなかの自分を見て)思ったのは、ぜんぜん私じゃない! ということね(笑)。それは役者としてとても良いことなの。キャラクターと自分に少しでも似ている部分があると、ふとしたときに自分自身のリアクションに立ち戻ってしまうことがある。今回のハーレイ・クインは自分と全然違うからこそ演じやすかったし、楽しかった」。

「楽しかった」という言葉のなかには解放感、爽快感も含まれている。有名女優として活躍するからこそ溜まっていくフラストレーション、それがハーレイ・クインを表現する原動力の一部になっているのだ。

「仕事とプライベートを分けられたらいいけれど、女優である以上、発する言葉から外出するときの格好までプライベートの行動にも気を遣わなくてはならなくて…。だからハーレイ・クインのように周りに何も気を遣わなくていいキャラクターを演じるのは、とても爽快だったのよ!」と興奮気味に語るが、その爽快感ある演技のためには6か月間のハードなトレーニングが必要だった。

「肉体面では撮影の6か月前から準備を始めたの。毎日パーソナルトレーニングをこなし、週3回は体操と柔術を、一日置きに拳銃の練習もしたわ。ただ、当時は別の映画の撮影をしていたこともあって、トレーニングをこなすのはかなり大変だった。いよいよ撮影が近づいてくると、加えてつり下がるアクションや水中に潜るシーンのために息を止める訓練もした。さらにフィジカルトレーニングに加えて、撮影の6週間前にはデヴィッド・エアー監督によるメンタルトレーニングもあって。エアー監督は独特な方法で私たち俳優を精神的に追い込んでいくの。それぞれが持っているトラウマな出来事や恐いと思っていることを事前に聞き出して、ここぞというときにその話を持ち出して恐怖を煽ってくる。なかなか強烈な経験ではあるけれど、素晴らしい演技に繋がったわ(笑)」。

見た目が強烈なキャラクターは“外見”に目を奪われてしまいがちだが、たしかにハーレイ・クインをはじめどの悪党も“中身”にも惹かれる。特にハーレイ・クインは、真面目な精神科医からジョーカーと出会いクレイジーな女になるまで、そして何があってもジョーカーを愛し続ける女へ──。実は変化に富んだキャラクターだ。

「そうなの! ハーレイ・クインは誰も予測ができないような言動のあるキャラクターで、それが面白さのひとつだけれど、そもそも彼女は精神科医だったというバックグラウンドがある。だから予測不可能に見えたとしても、実は戦略的だったりする。だって、精神的な病について、人の性質や癖、犯罪者の心理を理解しているわけだから、たとえジョーカーに変えられたとしてもどこか計算しているんじゃないかって思うの。どうやって人を操るのかを考えているキャラクターなのよ」。

そんなふうに準備と撮影あわせて約1年間、身も心もハーレイ・クインとして生きたマーゴット・ロビー。撮影を終えた後はどんな気持ちになったのだろう──。

「1年間ずっとエクササイズ漬けだったこともあって、あまりにもつらくって、撮影を終えた後は『もうエクササイズはしたくないわ!』と自由な生活を送っているわ。ふだんは食事制限していないのよ! でも、元フィギュアスケート選手のトーニャ・ハーディングを演じることが決まったから、オリンピックレベルの身体作りのために、そろそろエクササイズを始めないと…(苦笑)。そういった準備は大変だけれど、どんなに大変であっても女優をやめられないのは、やっぱり演じることが楽しいから。心から楽しいと思えるからね。いま、出演作品やプロデュース作品を含めて約8本の作品に関わっていて休みはないけれどとても楽しいし、寝る前に大好きな『ハリー・ポッター』の小説を読むことで仕事脳をリセットしているの。もちろん、ハーレイ・クインを演じてDCコミックスにもハマって、コミックも愛読書よ!」

最終更新:9月9日(金)18時30分

cinemacafe.net