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広島と正反対…阪神が払わされる“育成下手”の重いツケ

日刊ゲンダイDIGITAL 9月9日(金)12時34分配信

 8日の阪神は巨人に逆転負け。今季甲子園での巨人戦は開幕から10試合未勝利。

 広島が優勝すると25年ぶりだが、阪神だって05年からペナントを手にしていない。阪神は山ほど補強に資金を使ってきても、10年以上もリーグ制覇さえできないのはなぜか。

 08年1月、南信男前球団社長は年賀式での挨拶で「毎年、FAや外国人を補強できるわけじゃない。広島を見習って自前で選手を育てていきたい」と語った。しかし、その後も広島の丸や鈴木誠、中崎のようなバリバリの主力と呼べる高卒選手は育っていない。

「あの時、南さんはそう言ったが、裏を返せば球団に確固たる編成方針がなかったことになる。現有戦力のポジション、主力の年齢構成を把握し、3年先、5年先の戦力をどう整えるかを考えてドラフトや助っ人の補強に臨むのが本来の形です。広島のように、レギュラーに、若手、中堅、ベテラン、助っ人がバランスよくいれば、主力の入れ替えがあっても戦力がガクッと落ちることもないのに……」(球団OB)

■社長の母校後輩というだけで1位指名

 阪神は星野監督時代から、助っ人とFA補強で戦力を整えてきた。育成をおろそかにし、ドラフトでは南社長の母校の後輩というだけで、慶大の伊藤隼太を1位指名した。この年のドラフトを例に出せば、2位歳内、3位西田も今季は戦力になっていない。広島が同年に取った右腕の野村は今季14勝でハーラートップタイ。2位菊池の働きもご存じの通り。

「阪神はいつも金を使うだけの安易な補強策でチームを編成してきた。そのツケを返すには長い年月が必要になる」(前出のOB)

 和田前監督のクジ運の強さで獲得した藤浪も、同級生の大谷(日本ハム)に大きく水をあけられた。ダメ選手ばかりを取るフロントに、好素材を伸ばせない指導者たち。「広島を見習いたい」という、前社長の言葉をもう一度思い出すべきだ。

 阪神はひどいチームになってしまった。

最終更新:9月9日(金)12時34分

日刊ゲンダイDIGITAL

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TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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