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興南中生が会社設立 焼き鳥製造、校内で販売へ 地域貢献、起業精神学ぶ

琉球新報 9月9日(金)18時44分配信

 興南中学校(我喜屋優校長)の生徒が、総合学習の授業の一環で、焼き鳥を製造・販売する株式会社「とりこ」を設立した。社長ら役員も生徒が務め、仕入れから製造、販売のほか、財務など経営まで実際に携わる。17日に同校で開かれるオープンキャンパスで焼き鳥を販売する予定で、生徒たちは「完売し、収益を上げたい」と意気込んでいる。


 「まなVIVA」という興南中の総合学習授業の中で取り組んでおり、生徒による起業は2度目。起業を通して地域への貢献や起業家精神などを学ぶ。

 起業に当たっては、趣旨に賛同する同校教諭らに株券を販売して、約10万円の資本金を集めた。これまでに、養鶏場で就業体験をしたり、市場調査として那覇市の公設市場の食肉店を訪問したりして調査を進めてきた。また、県内で養鶏業や焼き鳥店を経営する大谷明正さん(琉球食鶏社長)の助言を受けている。

 6日には試作品の調理実習があり、生徒らは県産地鶏のミンチに豆腐やひじきなどを混ぜた和風つくねと、ニンニクを混ぜたチーズつくねなど4種類を試作品として仕上げた。ミンチに混ぜる食材は、生徒らが市販のつくねを試食し、生徒たち自身の視点で、つくねに合う物を選んだ。

 生徒らは試作品をマヨネーズやからしなど数種類のソースにつけて試食。「和風つくねは高齢者が喜ぶのでは」などと活発に意見を交わしていた。

 販売価格は1本200円に設定し、利益が出るよう材料費などを調整する。17日の本番には、200~300本のつくねを用意するという。

 「とりこ」の社長を務める3年の仲程基貴さん(15)は「完売を目指したい」と意気込んだ。副社長兼財務部長を務める3年の池上草玄さん(15)は「出資してくれた先生たちのためにも失敗はできない」と決意をにじませた。

琉球新報社

最終更新:9月9日(金)18時44分

琉球新報