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県と厚生連 人材確保 富岡に整備の2次救急病院

福島民報 9月9日(金)12時3分配信

 福島県は富岡町王塚地区に整備する入院や手術の可能な2次救急医療病院の運営に向け、JA福島厚生連と協力し不足している看護師ら医療人材を確保する。内堀雅雄知事は8日、新たな県立病院「ふたば医療センター(仮称)」を平成30年4月の開院を目標に整備すると正式に発表した。
 県とJA福島厚生連は平成23年4月に県立大野病院(大熊)と双葉厚生病院(双葉)を統合する予定だったが、東京電力福島第一原発事故のため保留となっている。県は県立病院の勤務経験者や全国の都道府県への応援要請、JA福島厚生連は県内で運営する病院への働き掛けなどで看護師や臨床検査技師、理学療法士らの確保を目指す。
 同センターでは、県は患者が退院後の日常生活を円滑に送れるようリハビリ支援に力を入れる。健康講座や出前講座などで地域住民の病気の予防や健康増進を目指す。
 農地約1ヘクタールを取得し、来年6月の着工を目指す。鉄骨造り2階建て、延べ床面積は約3600平方メートル。総事業費は約24億円を見込んでいる。
 内堀知事は楢葉町の県立ふたば復興診療所で日曜・祝日の急患受け入れや救急対応も始める方針も発表した。
 富岡町の宮本皓一町長は「救急医療充実に向けた県の対応はありがたい。住民の帰還意欲をかき立てることにもつながる」と歓迎した。

福島民報社

最終更新:9月9日(金)12時14分

福島民報