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【広島】マジック「1」最速優勝ならずも最多貯金34

スポーツ報知 9月9日(金)6時6分配信

◆広島7―4中日(8日・マツダスタジアム)

 広島が中日に勝ち、優勝へのマジックナンバーを「1」とした。初回に丸が先制ソロ。2回には一挙5点を奪い、投げては先発・野村がリーグトップタイの14勝目をマーク。貯金は球団史上最多の34となった。2位巨人も阪神に勝ったため、90年(130試合制)の巨人に並ぶ2リーグ制以降の最速日優勝はならなかったが、9日、巨人がヤクルトに敗れれば、試合がない広島の25年ぶり7度目の優勝が決まる。

 誰もが本拠地胴上げを期待した。観客数はマツダスタジアム開場以来最多の3万2546人。真っ赤に染まったスタンド。重圧となってもおかしくない異様な状況のなか、しかし、25年ぶりの歓喜をファンに届けたいというナインの思いは変わらなかった。

 緒方監督は「今日もしっかり我々の野球はできた。たくさんのファンが喜んでくれた。優勝は決まらなかったけどね…」と淡々と振り返った。序盤から一気呵成(かせい)に攻めた。初回2死から丸が2試合連続の19号ソロで先制。2回には石原、野村、田中の3連続適時打など打者一巡の猛攻で一挙5点。いつも通り鮮やかに打線がつながり、5投手のリレーで振り切り、ついに優勝マジック「1」にした。

 バックスクリーンのビジョンには阪神・巨人戦の得点経過が逐一映し出された。大観衆は阪神先制で沸き、巨人が逆転した時には落胆のため息に包まれた。3安打1打点の新井は「プレーしている時は(巨人のことは)気にならなかったけど、ビジョンに映れば見えるしね」と独特の雰囲気を認め、本拠地Vが決められなかったことには「こればっかりは、自分たちではどうしようもないことだから」と少し悔しそうに振り返った。

 先制弾の丸は「できれば、ここで胴上げを決めたかったんですけどね。このままの流れでやれればいい」と複雑な思いをのみ込んだ。

 9日は試合がない。巨人がヤクルトに敗れれば優勝が決まる。丸は「明日はどういうテンションで移動すればいいんですかね」と笑った。10日の巨人戦からビジターでの試合が4つ続く。新井は「(10日に)勝って決めたい。みんなそう思ってるだろうけどね」とナインの思いを代弁した。25年ぶりの悲願は、どこで、どんな状況でかなえられるのだろうか。(角野 敬介)

最終更新:9月10日(土)10時13分

スポーツ報知

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