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ワサビを世界農業遺産に 官民の協議会、13日設立

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月9日(金)8時40分配信

 静岡県内でワサビを生産する静岡市など11市町と県、JAグループなどが、ワサビ栽培の世界農業遺産認定を目指し、協議会を設立する。13日に県庁で設立総会を開き、会長には川勝平太知事が就任する見通し。

 世界農業遺産は、社会や環境に適応しながら何世代にもわたって形成された伝統的な農林水産業と、文化や景観、生物多様性などを、国連食糧農業機関が総合評価して認定する。県内では掛川市などの「静岡の茶草場農法」がある。本県は国内のワサビ栽培発祥の地とされ、産出額は36億円で都道府県別1位。和食ブームなどで近年は市場価格が上昇している一方、ワサビ田は山間地の立地が多く、農家の高齢化などで生産量の減少傾向が続いている。協議会は世界農業遺産をてこに、生産基盤の維持と将来的な地域振興を図る。

 県の担当者は「本県は明治期に伊豆地域で開発された『畳石式』の段々畑など、周囲の自然と共存した生産方法が維持されている」と説明する。農林水産省が4月に創設した「日本農業遺産」の登録も目指す。

静岡新聞社

最終更新:9月9日(金)8時40分

@S[アットエス] by 静岡新聞