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中国の8月CPIは前年比+1.3%、15年10月以来の低水準

ロイター 9月9日(金)10時52分配信

[北京 9日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年比1.3%上昇した。食品価格の伸び鈍化を背景に市場予想(同1.7%上昇)を下回り、2015年10月以来の低い伸びとなった。

7月は1.8%上昇だった。

食品価格は前年比1.3%上昇にとどまり、7月(3.3%上昇)から伸びが鈍化。豚肉価格は前年比6.4%上昇となり、前月(16.1%上昇)から大幅に鈍化した。

食品以外の価格は前年比1.4%上昇。7月も1.4%上昇だった。

一方、キャピタル・エコノミクスの中国経済担当エコノミスト、Julian Evans-Pritchard氏は、引き続き物価上昇圧力がみられるため、最新指標でインフレ鈍化が示されたものの、追加緩和の可能性が高まるとは思わない、との見方を示した。

生産者物価指数(PPI)は前年比0.8%低下。前月は同1.7%低下。市場予想は0.9%低下だった。

PPIは2012年3月以降低下している。ただ、住宅市場の回復や商品価格の反発で今後上向きが予想される。

オーストラリア・アンド・ニュージーランド銀行(ANZ)のアナリスト、レイモンド・ユング氏は「きょう発表されたPPIの数字は、工業部門の収益が改善していることを示している」と語った。

工業部門の収益改善は、8月の輸入がほぼ2年ぶりにプラスに転じたことでもうかがえる。前日発表された中国の8月輸入は、石炭などコモディティーの輸入が増え、前年比1.5%増加した。

*内容を追加します。

最終更新:9月9日(金)13時55分

ロイター