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ドイツ輸出、7月は1年ぶり大幅マイナス 貿易黒字縮小

ロイター 9月9日(金)17時44分配信

[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した7月の貿易統計(季節調整済)は、輸出が増加予想に反して前月比2.6%減となり、約1年ぶりの大幅なマイナスを記録した。ロイターがまとめた市場予想は0.25%増加だった。7月の輸入は同0.7%減、予想は0.8%増だった。

6月の輸出は0.2%増に下方修正された。

貿易収支は194億ユーロ(約219億ドル)の黒字となり、黒字幅は6月の214億ユーロ、市場予想の220億ユーロを下回った。

INGのエコノミスト、カールステン・ブレゼスキ氏は「7月は明らかに、ドイツにとって良い月ではなかった」と述べた上で、貿易統計が予想外に弱い内容になったことにより、成長に関する懸念が強まったと指摘。「向こう数カ月のうちに経済が一段と弱含むようなら、財政刺激をめぐる議論を後押しすることになるだろう」との見方を示した。

コメルツバンクのエコノミスト、ラルフ・ソルビーン氏は、輸出が減少したのは休日が多かったことも一因、と話す。ただし「輸出が向こう数カ月、ドイツ経済のけん引役にならないことは確か」とし「世界経済は振るわず、ユーロ安に伴う効果も後退しつつある」と指摘した。

7月の貿易統計(季節調整前)の内訳を見ると、欧州連合(EU)以外の国・地域への輸出が大きく落ち込んだ。中国やロシア、日本、米国を含むいわゆる「第三国」への輸出は13.8%減少した。

英国など、ユーロ圏未加盟のEU諸国への輸出は8.8%減。

最終更新:9月9日(金)17時44分

ロイター