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米FRB、利上げ待ち過ぎればリスク増大=ボストン連銀総裁

ロイター 9月9日(金)23時27分配信

[クインシー(米マサチューセッツ州) 9日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は9日、 連邦準備理事会(FRB)が利上げを待ち過ぎることのリスクが大きくなりつつあるなか、段階的な金融引き締めが適切となる公算が大きいとの考えを示した。

同総裁は講演で、海外の景気鈍化が引き続き懸念材料となるなか米経済は底堅く推移しており、FRBが政策を据え置く期間が長期化し過ぎれば米経済が過熱する可能性もあるとし、「見通しに対するリスクはこれまで以上に二面的となっている」と述べた。

ローゼングレン総裁はハト派として知られているが、このところは年内の利上げ実施に確信を深めつつある。

同総裁は米経済が海外からの影響に耐性を持っていることの1つの例として英国の欧州連合(EU)離脱決定を挙げ、「米経済が大幅に過熱した場合、長期的なリスクも発生する」と指摘。「米国が完全雇用を達成した状態を維持するには、段階的な金融引き締めが適切となる」と述べた。

そのうえで「金融政策の段階的な正常化を今後も追及していくことが理にかなう」との考えを示した。

また、年初から「緩やかな」賃金圧力が見られることは労働市場が引き締まりつつあることを示しているとし、来年にも「完全雇用」の状態を超える可能性があると予想。米経済成長率は年末にかけて上向き、向こう2四半期にわたり2%を超える水準で推移するとの見通しを示した。

ローゼングレン総裁は今回の講演で年内に利上げがあるかどうかについては直接言及しなかったものの、この日の講演内容は、前月のワイオミング州ジャクソンホールでの年次経済シンポジウムで「利上げへの論拠が強まってきた」と述べたイエレン議長が示している路線に沿ったものと受け止められている。

ローゼングレン総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つメンバー。

※英文参照番号[nN9N19M02P](契約の内容によっては英文がご覧いただけない場合もあります)

最終更新:9月9日(金)23時27分

ロイター

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