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精神科医が証人出廷「事件当時、被告人はてんかん発作起こしていた」…池袋暴走事件裁判

スポーツ報知 9月9日(金)17時43分配信

 昨年8月に東京・豊島区のJR池袋駅東口前で乗用車を暴走させ、歩行者5人を死傷させたとして危険運転致死傷の罪に問われている医師・金子庄一郎被告の公判が9日、東京地裁(家令和典裁判長)で開かれ、金子被告の精神鑑定を行った精神科医が証人として出廷した。

 金子被告は、てんかんの持病があったが、精神科医は目撃者や本人への聴き取りなどから「事件当時、被告人はてんかんの発作が起きていて意識障害があったとみられる」と証言。事故直前、地下駐車場で金子被告が料金を払う際に約1分間にわたって正面を凝視し、係員の呼び掛けにも答えない様子を映した防犯ビデオの映像も公開され「料金を支払う時と駐車場の地上出口を出て信号で止まった時の2度にわたって、発作の波が来たと考えられます」と話した。

 一方、弁護側は金子被告が事故前も月に1度通院し、治療薬も定期的に服用していたものの、数度にわたり発作が出ていたとした。金子被告は初公判で「自身が意識障害に陥る恐れがあるとは認識していなかった」と起訴内容を否認しており、通院していた病院の治療が適正でなかったとの主張とみられる。

 精神科医は「被告は薬をかなりの量を飲んでおり、これ以上増やすと副作用が出る可能性もあった。多少の発作が出る可能性があることを担当医師と話し合った上で、薬を決めていた可能性もある」と指摘。金子被告がてんかんの治療を受けながらの自動車の運転をしていたことに関しては「通院していた病院の医師の『運転はしない方がいい』という指導は正しいと思う」とした。

最終更新:9月9日(金)17時43分

スポーツ報知

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