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【U16】森山監督が求めるもの「ピッチで感じたことを自分たちで修正、選手として自立しろ」

スポーツ報知 9月10日(土)10時2分配信

 来年のU―17W杯(インド)出場権をかけたU―16アジア選手権が15日からインドで開幕する。同大会に出場するU―16日本代表の森山佳郎監督(48)がスポーツ報知のインタビューに応じた。バルセロナ(スペイン)の下部組織育ちのFW久保建英(たけふさ、15)=F東京U―18=ら2000年以降生まれの通称「00ジャパン」が、上位4チームに与えられる出場権獲得を目指す。(取材・斎藤成俊、恩田諭)

 ―いよいよU―16アジア選手権が始まる。アジアの勢力図はどうみている?

 「韓国、北朝鮮、イラン、イラク、サウジアラビア、日本、オーストラリアなど8チームくらいのレベルはほとんど変わらない。その下の例えばベトナム、タイ、UAEもレベルがぐっと上がってきている」

 ―難しい試合になる?

 「簡単に勝てる試合はない。10回やったら7回勝てる相手でも、この一戦のために日本対策で完全に引いてのカウンターや、ロングボールの一発を狙うチームが出てくる。本当に何が起こるか分からない」

 ―初戦はベトナム戦。

 「強敵です。でも恐れることはないし、10回やったら5勝2敗3分けくらいだと思う。10回やって9回勝つとしても、今回が1回の負ける方になったりする。それが予選の恐ろしさ」

 ―6月には開催地のインドに遠征も行った。環境面は?

 「この3年間で20か国くらい行った。その中でも一番厳しい。この前も22人中18人に下痢の症状が出た。暑さで熱中症も何人か出て、到着2日後くらいに全員の平均体重が2キロくらい減った」

 ―食事は?

 「香辛料がスープにもチャーハンにもいため物にも入っていて辛かった。カットフルーツなども包丁に水がついているからダメ。生野菜もダメ。そうすると選手が食べるものがない。まあ、食うしかないぞって言って、食べられる物と、水分補給に気をつけてやった。食中毒に関する対応もあるし、行けてよかった」

 ―1次リーグの戦い方は?

 「全員を使いたい。勝たないといけない状況でそんなことができるのかは分からないけど、ピッチの中で選んだ子をみんな経験させてあげたい。それも育成。ただ、どうしようもない状況もある」

 ―でも、結果は求められる。

 「負けたら(予選敗退した前回大会のように)翌年に世界大会の前に組まれるはずだった欧州、南米遠征などがなくなってしまう。U―17、20のW杯の経験はかなり選手の経験値として、かけがえのないものになる。多くの選手の育成の場が失われる。それなら心を鬼にしないといけない状況も出てくる」

 ―U―17W杯の出場はもちろんだが、目標設定は?

 「最終的には当然優勝を狙いたい。でも、最初から優勝を狙うと必ず足をすくわれる。一戦一戦戦って、終わったら優勝だったっていうのが理想。選手にも同じように言う」

 ―最後に、この世代に求めるものは?

 「最終的には監督がいなくても大丈夫、というふうになってほしいと思っている。ピッチの中で感じたことを自分たちで修正し、自分たちで攻め方や守り方を編み出してもいい。ベンチの顔色をうかがうようなヤツじゃ話にならない。サッカー選手として自立してほしい」

 ◆森山 佳郎(もりやま・よしろう)1967年11月9日、熊本市生まれ。48歳。熊本二高から筑波大を経て1991年にマツダ(現広島)入り。Jでは広島、横浜F、磐田でDFとしてプレーし、99年末に平塚(現湘南)で引退。広島ユース監督などを務め、2013年からU―15日本代表コーチに就任。15年から同代表監督。日本代表通算7試合得点。J1通算166試合5得点。176センチ、72キロ。

 ◆大会方式 上位4チームが17年のU―17W杯出場権を獲得。開催国のインドは出場権を得ているため、インドが4強入りした場合は5位を決めるプレーオフを実施する。16チームが4チームずつ4組に分かれ、上位2チームが決勝トーナメントに進出。1次リーグの順位決定方法は〈1〉勝ち点〈2〉当該チーム同士の対戦成績(《1》勝ち点《2》得失点差《3》総得点)〈3〉得失点差〈4〉総得点〈5〉PK戦〈6〉反則ポイント〈7〉抽選。

最終更新:9月10日(土)10時2分

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