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稀勢の里、師匠の遺影を力に5度目綱取り挑戦「いい具合にやれている」

スポーツ報知 9月10日(土)5時5分配信

 日本相撲協会は9日、大相撲秋場所(11日初日・両国国技館)の取組編成会議を開き、初日、2日目の取組を発表した。3場所連続の綱取りに臨む東大関・稀勢の里(30)=田子ノ浦=は、江戸川区の部屋で稽古を打ち上げ悲願の初優勝へ力を込めた。夏巡業中に稽古場には先代師匠の故・鳴戸親方(元横綱・隆の里)の遺影が飾られた。亡き師が見守る前で5度目のチャンスをものにする。

 田子ノ浦部屋の空気は厳しく張りつめていた。稽古場の壁にはスーツ姿の先代師匠の故・鳴戸親方(元横綱・隆の里)の遺影。亡き師の目線を感じるように、稀勢の里は若手力士相手に立ち合いを確認。稽古場に体と体がぶつかる音だけを響かせた。場所前の稽古を打ち上げた稀勢の里は「いいんじゃないですかね。いい具合にやれている」と仕上がりに納得の表情を浮かべた。

 夏巡業中に師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)の指示で遺影は飾られた。「先代のお母さんに許可をいただいた。飾っていいですかと聞いたらいいよ」と親方。写真は3、4点あるといい「いろんな意味がある。みんなが尊敬している方ですから。稽古も見守っていただきたい」と願いを込めた。効果は絶大で、8月28日の番付発表の際に壁の遺影を初めて見たという新関脇・高安(26)は「身が引き締まります。鳥肌が立ちますよ」と語った。

 横綱昇進の条件は優勝しかない。この日、番付編成を担う審判部は綱取りの条件について、従来通り優勝が条件と設定した。V争いの最大のライバルである横綱・白鵬(31)=宮城野=が休場したが友綱副部長(元関脇・魁輝)は「白鵬が休んでも(昇進に求められる)優勝が高いレベルを求めることはない」と、優勝の星数に昇進が左右されることはない「賜杯=横綱」を強調した。

 取組編成会議では2日目に先場所5日目に黒星をつけられた西小結・栃煌山(29)=春日野=との対戦が決まった。対戦成績は22勝14敗。大幅に勝ち越す相手だが先場所の反省を踏まえ「上位に来ている力士ですから。気を引き締めて」と稀勢の里に油断はない。狙うのは自身初の賜杯だけ。「しっかりやることやって」。先代師匠が綱を締め、初めて土俵に上がった秋場所で5度目の綱取りに挑む。(秦 雄太郎)

最終更新:9月10日(土)5時5分

スポーツ報知

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