ここから本文です

三井松島産業(株)の連結子会社が破産申請へ

東京商工リサーチ 9/9(金) 18:54配信

 池島アーバンマイン(株)(TSR企業コード:922045747、法人番号:8310001003970、長崎市池島町776-1、設立平成19年2月、資本金8000万円、堀江慎一社長)は9月9日、取締役会を開催し、破産申請を行うことを決議した。
 負債総額は約40億8700万円。
 平成13年11月に閉山した池島炭鉱の事業所跡地を利用し、地域活性化、産業振興、雇用創出を図るため、東証1部上場の三井松島産業(株)(TSR企業コード:870051148、法人番号:5290001010634、福岡市中央区)の出資で設立された。21年5月より自動車シュレッダーダスト(ASR)再資源化プラント、同年9月にニッケル合金鉄製造プラントを稼動した。
 ニッケル合金鉄製造事業は、金属工場などで出た金属屑やスクラップ類を原料としてニッケル等のレアメタルを含有した合金鉄を製造し、大手鉄鋼会社に販売する計画だった。主力設備の電気炉を新設し、24年3月期上期中に本格的な操業を見込んでいたが、電気炉の相次ぐトラブルやニッケルを含有する原料の確保ができず、またニッケル相場の低迷などもあり、本格稼動に至らないまま24年7月で休止。同年8月には65名の従業員を解雇し、ASR事業に経営資源を集中させた。
 26年3月期には廃プラスチック類の処理量は大幅に増加したが、相場安などから1億9700万円の売上高にとどまった。利益は人員削減などで黒字となった。しかし、27年3月期には売上高が1億200万円に低下し、2億5400万円の赤字から債務超過額は40億7500万円まで拡大した。
 こうしたなか、長崎市からの企業立地奨励金の返還問題、遊休設備となっているニッケル合金鉄製造プラントの売却など、多くの問題を抱え厳しい運営を強いられていた。ASR搬入量の減少やリサイクルした炭化品販売量の減少等から事業続行が困難となり、26年12月に事業を停止。以降は事業再開について検討したが、再開は困難と判断し、今回の措置となった。
 なお。親会社の三井松島産業は9月9日、当社に対する債権約39億5900万円が回収不能となる見込みであるが、既に引当金を計上しており、29年3月期個別業績に与える影響は軽微と公表している。

東京商工リサーチ

最終更新:9/12(月) 13:29

東京商工リサーチ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。