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三井松島産業(東証一部)の連結子会社、自己破産申請へ

帝国データバンク 9月9日(金)17時54分配信

 池島アーバンマイン(株)(TDB企業コード:850276977、資本金8000万円、長崎県長崎市池島町776-1、代表堀江慎一氏)は、9月9日開催の取締役会で破産手続き開始の申し立てを行うことを決議した。

 当社は2007年(平成19年)2月、三井松島産業(東証1部)の連結子会社として設立した。同社グループが経営していた松島炭鉱の跡地における合金鉄製造事業および廃自動車シュレッダーダスト(ASR)の再資源化リサイクル事業を企図、2009年8月に約29億円を投じてリサイクル工場を完成させた。合金鉄製造事業では、製造工場などから排出される金属くずや廃材、めっき廃液などをニッケル合金にリサイクルして販売。また、ASR再資源化リサイクル事業では、座席(シート)などのシュレッダーダストを分別のうえ、金属スクラップや製鋼用保温材などにリサイクルして販売し、2012年3月期は年収入高約5億5000万円を計上していた。

 しかしこの間、合金鉄製造事業において主要設備である電気炉のトラブルが発生するなどで大幅損失を余儀なくされ、減損損失の計上もあって大幅な債務超過に転落していた。そうしたなか、円高やニッケル市況悪化の影響なども重なり、収支改善の見通しが立たないとして2012年7月に合金鉄製造事業を休止。売上高が落ち込むなか、再資源化リサイクル事業についてもASR搬入量減少などで採算を維持できなくなり、2014年12月に事業を停止していた。その後も事業再開を模索したものの具現化せず、今回の事態となった。

 負債は約40億8700万円。

最終更新:9月12日(月)10時45分

帝国データバンク