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中国の8月鋼材輸出、7カ月ぶり減の901万トン

鉄鋼新聞 9月9日(金)6時1分配信

 中国税関総署が8日に発表した貿易統計によると、8月の鋼材輸出は前年同月比7・4%減の901万トンとなり、7カ月ぶりに前年割れへ転じた。今年の月間輸出量では、日数が少ない2月の811万トンに次ぐ低水準だった。

 中国では7月から環境規制による減産や生産能力削減の動きが強まり、国内の鋼材市況も上昇へ転じていた。減産と国内向け販売の堅調、各国からの通商措置などを受け、8月積みの輸出が減ったものとみられる。
 現状も好調な自動車向けへの供給で中国ミルの生産・販売はタイトな状況。当面は輸出意欲も高まりにくい情勢が続きそうで、直近ではベトナム向けの熱延コイルの輸出商談でトン当たり410ドル前後のオファーを出すほど強気の姿勢に転じている。
 8月の鋼材輸入は前年同月比8・8%増の111万トンだった。
 1~8月累計では、鋼材輸出が前年同期比6・3%増の7635万トン、鋼材輸入は同0・2%減の870万トンだった。
鉄鉱石輸入は10カ月連続増
 鉄鋼資源関連では、7月の鉄鉱石輸入が前年同月比18・3%増の8772万トンとなり、10カ月連続で増加した。月間2番目だった前月に次ぐ、過去3番目の高水準となる。トン当たりの単価はCIF55・8ドルで、前月からほぼ横ばいだった。
 コークス輸出は同62・5%増の104万トンだった。
 1~8月累計では、鉄鉱石輸入が前年同期比9・3%増の6億6965万トン、コークス輸出が同16・3%増の689万トンとなった。

最終更新:9月9日(金)6時1分

鉄鋼新聞