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上智大生殺人放火事件 父親の執念が日本を動かした

AbemaTIMES 9月9日(金)12時17分配信

(C)AbemaTV

発生から20年が経過するも、未だ解決が見えない「上智大生殺人放火事件」。しかしこの事件は日本を動かす大きなきっかけとなった。

殺人事件被害者の遺族らが集まって結成された「宙の会」。世田谷一家殺人事件の被害者遺族らと共に、当時の殺人事件の時効である15年を撤廃するための活動を行った。
「宙の会」の「宙」という字には「無限の時間」という意味がある。犯人への追求は無くなることはなく、遺族の悲しみもまた無くなることはない、という思いが込められている。

「宙の会」の努力は実を結び、活動開始からわずか1年あまりで時効撤廃の法案が成立した。しかも異例の即日施行だった。
上智大生殺人放火事件に対しては「遡及適用(新法令をその施行前にされた行為に対してさかのぼって適用すること)」され、時効は撤廃された。この時事件の時効成立まですでに1年5ヶ月を切っていたという。

「15年たったからといって、絶対に犯人は取り逃がしてはならない。そういう思いがあった。とにかく自分が悔いを残さないくらい活動してみたい。そんな思いがだんだんと湧いてきた」。被害者の父親である小林賢二さんは時効を撤廃の法律が成立した時のことを聞かれてそう答えた。
「(法案が成立した時は)本当に胸が熱くなりました。これで娘に報告ができる。それがまず頭をよぎった」。事件から20年経つことについて聞くと、「5年経とうが、10年経とうが、20年経とうが、我々遺族の気持ちは直後と変わらない。毎朝仏壇に向かう時に『もしかしたら今日かもしれない』とつぶやけるのも廃止法案のおかげ 」と涙ながらに語った。

一方で、民事の時効は20年。つまり2016年9月9日午前0時に民事の時効は完成してしまう。事件の処理に伴うさまざまな損害賠償を請求することができなくなってしまうという現実もある。

最終更新:9月9日(金)12時17分

AbemaTIMES

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