ここから本文です

トヨタ エスティマの実燃費をオデッセイ・アルファードと比較!【燃費レポート】

オートックワン 9/9(金) 11:30配信

かつては“ドル箱”であったエスティマ

「トヨタ エスティマ」はホンダ オデッセイがライバル車として名前に挙がる、ラージサイズとしては比較的全高が低く乗用車に近いミニバンである。

フロントマスクが変わって未だ賛否両論(?)のトヨタ 新型エスティマ [画像47枚]

エンジンを床下に75度傾けて搭載するミッドシップ構造を採用し、それまでの商用車を乗用車に仕立て直すのが相場だった1BOXカーとは一線を画すミニバンというジャンルの先駆者の1台であった初代モデルは1990年に登場。

そして、車体構造を現在のミニバンの主流となるオーソドックスなFFレイアウトに変え、ミニバンとしては市販車初となるハイブリッドも設定された2000年登場の2代目を経て、2006年に登場した現行モデルが3代目となる。

現行エスティマが高額な上に登場から10年が経過していながらも、平均すると未だに月に1000台以上を販売しているのは驚異的なことで、「フルモデルチェンジほどの開発費は掛けられないが、モデルを廃止するのはいろいろな意味で惜しい」という事情もあり、商品力を向上させ延命を図るべく今年6月にビッグマイナーチェンジを受けた。

内外装の変更に比べると、機能面の改良はそれほどでもないという印象のビッグマイナーチェンジであるが、その効果は非常に大きく、2,200台の月間販売目標台数に対して発売から1ヶ月で目標の約4倍となる8,000台以上という受注を集めた。

現行モデルからの代替えが8割以上ということも含め、エスティマの根強い人気には驚かされる。

今回の燃費テストでは、2.4リッター直4ガソリンエンジンを搭載するアエラス スマートのFF車(車両本体価格351万4,909円、メーカーオプション価格3万2,400円のパフォーマンスダンパーを装着。JC08モード燃費11.4km/L)を起用。

トヨタ エスティマ 燃費レポート/高速道路編

高速道路編では、動力性能を中心に報告しよう。

高速道路などの本線合流や追い越し加速などでアクセル全開にした際の絶対的な加速力は、トヨタ アルファード&ヴェルファイア、ホンダ オデッセイの2.5リッター級 直4ガソリンエンジン搭載車と比べてもそれほど見劣りはしない。

しかし、エンジンの回り方に雑なところがある点や悪い意味での重さを感じてしまう点、100km/h走行時のエンジン回転数がアルヴェルとオデッセイが1,700rpm程度のところ、エスティマは2,000rpmと若干高いエンジン回転数で走行するシーンが多い点などからエスティマの基本設計が古いことを痛感しまう。

また、高速道路を走っている際の快適性に関しても風切音が気になり、さらに路面が荒れているとロードノイズも大きく、静粛性でも最新のミニバンに比べると見劣りしてしまういうのが正直なところだ。

高速道路での燃費は「14.3km/L」を記録した。

この「14.3km/L」という燃費値は、過去に燃費テストを実施した現行オデッセイの初期型の2.4リッターの「14.3km/L」と同数値であり、さらに現行アルファードの2.5リッターモデルの「13.7km/L」を上回る結果となった。

高速道路での燃費がアルファードに勝ったことは車重や空気抵抗の差を考えれば理解しやすいが、オデッセイと同等だったことはエスティマをテストした際の高速道路における一車線区間の流れが先行車との関係で若干遅かったことはエスティマに幸いしているが、それを差し引いてもエスティマの高速道路での燃費はそれなりに優秀であると評価できる。

トヨタ エスティマ 2.4リッターガソリン(2016年ビッグマイナーチェンジモデル)高速道路における実燃費/14.3km/L

ホンダ オデッセイ 2.4リッターガソリン標準エンジン車(2013年登場モデル)高速道路における実燃費/14.3km/L

トヨタ アルファード 2.5リッターガソリン車(アイドリングストップ付き、2015年登場モデル)高速道路における実燃費/13.7km/L

1/4ページ

最終更新:9/9(金) 11:30

オートックワン