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「千々石ミゲルの墓」発掘始まる 諫早・多良見 画期的な発見期待

長崎新聞 9月9日(金)9時16分配信

 16世紀にローマを訪問した天正遣欧使節の一員、千々石ミゲルの墓とみられる諫早市多良見町山川内の墓所で8日、研究者らの発掘調査が本格的に始まった。同使節はローマ法王から黄金の十字架などを贈られたといわれ、使節ゆかりの品が見つかれば画期的発見となる。

 発掘調査は、ミゲルの血を引く大村藩家老の子孫で川崎市の浅田昌彦さん(63)が主宰。事前の地中レーダー探査で確認された墓穴とみられる反応を中心に調べる。12日までの予定。

 8日は墓石の前方を発掘し、地盤を補強するために埋めたとみられる大小の石が多数出土した。墓穴とみられる反応があった地下約40センチの地点まで掘り下げると、複数の石が敷き詰められたように埋まっていた。

 調査を指揮する別府大の田中裕介教授(考古学)は地下に敷かれたような石について「埋葬の目印かもしれない。石の下に埋葬遺構がある可能性は大きい」と話した。9日の調査で石の状態を見極め、さらに掘り進めるかどうか判断する。

長崎新聞社

最終更新:9月9日(金)11時3分

長崎新聞