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預金者死亡時...口座から資金 福島銀行が新払戻サービス導入へ

福島民友新聞 9月9日(金)9時14分配信

 福島銀行は12日、預金者らと生前に締結した契約に基づき、葬儀費用など早急に必要な資金のみを相続対象の預金口座から引き出すことができる新たな仕組みを導入する。信託銀行などが富裕層向けに行っていたサービスで、同行によると普通銀行では国内初の導入となる。

 サービス名は「相続預金払戻サービス『これで安心』」。高齢化が進む中、死後に不安を残したくないと考える人や葬儀費用も自分で賄いたいと考える人が増えており、新サービス導入で利用者の利便性向上につなげる。

 通常、相続対象となった預金引き出しには相続人全員の同意などが必要だが、同サービスの活用で緊急に必要な資金のみをスムーズに引き出せるようになる。

 同行に口座を持つ預金者と引受人(配偶者や20歳以上の子ども)、同行が生前に3者契約を締結。預金者が亡くなった際、相続人全員の同意などがなくても葬儀費用など必要な資金のみを引き出せるようにする。対象は葬儀費用のほか、入院費や特養施設の入所費など。

 預金残高の2分の1以内で500万円が上限。同行に年金や給与振り込みの指定口座を持つ満60歳以上の預金者が対象となる。

 同行は「高齢化の進展で自らの死後に不安を感じる人が増え、こうしたサービスのニーズが高まっている。少しでも利用者の利便性向上につながってほしい」としている。サービス利用には年間5000円(税別)の手数料がかかる。

福島民友新聞

最終更新:9月9日(金)9時14分

福島民友新聞