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ひまわりが太陽を追って向きを変える理由とは?

ギズモード・ジャパン 9/9(金) 19:40配信

英語で「サンフラワー」とよばれるひまわり。

生長が盛んな若い頃のひまわりは、太陽が昇る一日のはじめには東に顔を向けて、日中のあいだは太陽を追いかけるように方向を変えていき、夜には徐々にまた東の方角に戻る...という動きを日々繰り返しているってご存知でしたか?

古代から存在していたとされる花とはいえ、一体なぜ、どのようにその動きが繰り返されるのか...科学者たちによる研究は長年にわたって続いてきました。先日、新たな論文を発表したのはカリフォルニア大学デービス校の研究チーム。研究によると、ひまわりが太陽に顔を向けるのには2つの理由があるというのです。

1つは、生長過程を早めるため。

実験で直射日光の当たらない環境に植えたり、強制的に動かないようにしたり...さまざまな条件でひまわりを育てた結果、太陽の光に恵まれなかったひまわりは、葉面積などが比較的ちいさく育つと明らかになりました。

植物なので光に影響を受けることは想像しやすいですが、若いひまわりの生長に影響を与えるもうひとつの要素として「サーカディアン・リズム(概日リズム)」というものがあるようです。

おおよそ24時間の周期で生体リズムを調整する概日リズムは、人間を含む多くの動物に見られます。これは、おおまかに人間の体内時計が光や食事などの外的要素に影響を受けやすいことをイメージするとわかりやすいかもしれません。

今回の実験でひまわりは、人工の光に対しても一貫したサイクルを保つことが確認されました。植物が体内時計を調整して生長する様子が示されたのは初めての例だと、論文の上席著者であるカリフォルニア大学デービス校のStacey Harmer植物生態学教授はいいます。

また、生長して花を咲かせたひまわりは、太陽に温められることでより多くの虫を惹きつけることも明らかになりました。これは、ひまわりが太陽に顔を向ける2つめの理由。東向きの植物は、朝になると早く温まることから受粉のために飛び交う蜂をおびき寄せやすいようです。

さらにプレスリリースでは、若いひまわりが揺れる動きを見せるのには、茎の片側が先に伸びるという特徴からだということも言及されています。茎がどのように伸びるのか、以下の動画でわかりやすく描かれています。ひまわりの一日の動きや生長の過程を表したサイエンス紙による動画がこちら(https://youtu.be/GCRNHdGXTi4)。

Top image by Getman via Shutterstock

source: NPR via UC Davis

Carli Velocci - Gizmodo US [原文]

(Rina Fukazu)

最終更新:9/9(金) 19:40

ギズモード・ジャパン