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日産、次期「リーフ」の電池を売却予定子会社から調達

ニュースイッチ 9/9(金) 12:15配信

工場稼働率高め、売却交渉を進みやすく

 日産自動車は2018年に電気自動車(EV)「リーフ」を全面改良し、NECとの共同出資会社のオートモーティブエナジーサプライ(AESC、神奈川県座間市)製の駆動用電池を採用する。日産はAESC株の売却を検討しているが取引は継続する方針。航続距離は400キロメートル程度になるとみられる。主力EVの改良によって、競争が激化するEV事業をてこ入れする。

 AESCには日産が51%、NECグループが49%出資。日産はAESC株を売却する方向で他社と交渉を進めている。AESCは電池工場の能力余剰が課題となっている。新型電池の生産開始で稼働率と収益体質が改善すれば、売却交渉が進みやすくなり、株売却後も低コストで調達できる可能性がある。

 新型リーフにはAESC製の容量40キロワット時のリチウムイオン電池を搭載する。現行の航続距離280キロメートル仕様は容量30キロワット時の電池を搭載しており、単純計算で新型リーフの航続距離は1・3倍となる。航続距離は車体軽量化などでさらに伸びる可能性がある。日本や米国など海外でも同時期に発売する。

 EVを巡っては米テスラモーターズが価格帯を下げた新型車の投入を計画し、中国では現地新興メーカーBYDが勢力を拡大している。独フォルクスワーゲン(VW)もEVを拡大する方針を打ち出すなど各国の環境規制の厳格化を背景に競争が激しくなっている。

最終更新:9/9(金) 12:15

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