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埼玉西武ライオンズが取り組む車椅子ソフトボールの普及・支援活動

Full-Count 9月9日(金)16時37分配信

「障がいを持つ方々も野球・ソフトボールを楽しめるように」

 9月3日(土)、4日(日)の2日間、埼玉・大宮第二公園の多目的広場では、車椅子ソフトボールの選手たちが生き生きとしたプレーを繰り広げた。この大会「ライオンズカップ」を主催したのは埼玉西武ライオンズ。昨年、NPBの球団では初めて車椅子ソフトボールの大会を立ち上げた。

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 車椅子ソフトボールは、文字通り、競技用の車椅子に乗って行うソフトボール。アメリカが発祥であり、日本では「障がいを持つ方々も野球・ソフトボールを楽しめるように」というコンセプトで、北海道を拠点に普及活動が始まった。

 車椅子ソフトボールの大きな特徴は以下の通り。

・通常のソフトボールよりも柔らかく大きいボールを使い、グラブは使わない。
・10人制で、9人に加えてフェア地域はどこでも守ることができる「SF(ショートフィルダー)」が存在する。
・投球時には、地面から1.8mから3.6mの空間でアーチを描くように投げる。
・男女の違いなどの様々な条件によって持ち点があり、1チームで参加する選手の合計持ち点が21点を超えてはならない。
など、独自のルールが存在する。

 この車椅子ソフトボールの魅力は、何といっても障がいを持つ方と健常者、老若男女関係なく一緒に楽しめる点だ。実際、ライオンズカップでも女性や小学生がプレーする光景が見られた。「青空の下で白球を追い掛ける、ベースボール型競技の面白さは失われていないですよ」と、日本車椅子ソフトボール協会の山田憲治事務局長は笑顔を見せる。

ファン感謝デーでも車椅子ソフトボールの体験会を実施

 埼玉西武と車椅子ソフトボールは、どんな経緯で接点を持ったのか。大会を取り仕切る埼玉西武ライオンズ事業部コミュニティーグループの市川徹氏は「2013年、事業部の中に野球振興を目的としたコミュニティーグループが立ち上がりました。そして色々と調べていく中で、車椅子ソフトボールと出会ったのです。ちょうど日本車椅子ソフトボール協会も同じ年に発足し、協会の方と話していく中で『ぜひ支援をお願いしたい』という依頼を受け、球団がスペシャルサポーターになりました」と説明する。

 埼玉西武はその活動の一環として、ファン感謝デーで車椅子ソフトボールの体験会を実施。ファンに向けて車椅子ソフトボールの普及活動を行っている。その流れで、昨年第1回ライオンズカップ車椅子ソフトボール大会が開催された。「元々協会は北海道にあったため、全国大会も北海道で開催されていました。でも全国的に普及していくには、競技者の多い関東で大会を開催しようという話になって、『ウチがやります』と手を上げたのです」と、市川氏は続ける。

 大会開催と同時に、球団は車椅子ソフトボールチーム「埼玉A.S.ライオンズ」を結成。このチームは埼玉西武と同じ帽子、ユニホームを着て試合に出場し、記念すべき第1回大会で優勝した。

 ライオンズカップを開催した影響は大きかった。大会をきっかけに車椅子ソフトボールに興味を持ち、A.S.ライオンズに加入した人も増加した。埼玉西武の選手たちもファン感謝デーでの体験会に参加したりするなど、車椅子ソフトボールの認知度も高まってきている。「選手会として、または選手個人として車椅子ソフトボールを支援するのも時間の問題だと思います」と、市川氏は言う。

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最終更新:9月9日(金)16時37分

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