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ヘッドホンの歴史:誕生からiPhone7まで

ウォール・ストリート・ジャーナル 9月9日(金)10時42分配信

1800年代後半:電話の交換台で働くオペレーターたちがヘッドホンを利用して電話を受け、相手とつなげるように。当時は0.25インチ(約6ミリ)径のプラグが使われた。

1891年代:フランスの技術者エルネスト・ジュール・ピエール・メルカディエが電話受信機用として開発したイヤホンの特許を米国で取得。

1910年:電気技師のナサニエル・ボールドウィンが自宅の台所でヘッドホンを開発。その優れた音質を評価し、米海軍が購入する。ボールドウィンはモルモン教原理主義運動の初期の参加メンバーで、教会に財政支援を行うなどしていた。しかし、教会が当時導入したばかりの一夫一妻主義に反対したため、破門された。

1957年:米弱電気メーカー、RCAの技術者であるウィラード・ミーカーがノイズキャンセリング(消音)機能があるヘッドホン用のイヤーマフを開発。航空業界で利用されていた技術が広い一般消費者向け製品にも応用できることを示した。

1958年:米ヘッドホンメーカーのコスを創設したミュージシャンのジョン・コスが、一般向けにステレオヘッドホンを開発。軍事用レベルのヘッドホンで音楽を聞いたことがきっかけだった。コスはヘッドホンとスピーカー用のジャックがついた蓄音機も発明している。

1964年:ソニーが片手で持ち運びできるラジオ「EFM-117J」を発売。3.5ミリの端子が使われた初期の製品となった。

1979年:ソニーが携帯オーディオプレーヤー「ウォークマン」の初代モデル「TPS-L2」を発表。ヘッドホンが日常的に使われるようになる。ウォークマンは3.5ミリ端子が普及するきっかけをつくった製品でもあった。

1997年:オランダの発明家ヤープ・ハールトセンが近距離無線通信技術「ブルートゥース」に関する初期の研究を行い、重要な特許を申請する。ブルートゥースという名称は「青歯王」と呼ばれ、10世紀半ばにデンマークを統治したハーラル1世に由来する。

1999年:スウェーデンの通信機器大手エリクソンがブルートゥース技術を商品に導入。近距離の無線技術を通して情報の通信が行えるようになる。

2008年:ソニーが世界初となるデジタル・ノイズ・キャンセリング機能がついたヘッドホン「MDR-NC500D」を発表。ジェットエンジンの騒音のピークとほぼ同じ160ヘルツでノイズを99%減少できるとうたっていた。

2014年:米アップルが30億ドルで音楽配信・音響機器製造の米ビーツ・エレクトロニクスを買収。ビーツはラップ歌手のドクター・ドレーと音楽業界の大物ジミー・アイオビン氏によって創業された。

2016年9月7日:アップルがヘッドホンジャックを排除したスマートフォン「iPhone(アイフォーン)7」を発表。利用者は充電などに使われる「Lightning(ライトニング)」端子にヘッドホンを接続するか、159ドルのワイヤレスイヤホン「Apple AirPods(アップルエアポッズ)」を購入できる。

By GEORGIA WELLS

最終更新:9月9日(金)10時42分

ウォール・ストリート・ジャーナル

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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