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科学の面白さ知って 北里大で子ども「実験教室」

カナロコ by 神奈川新聞 9月9日(金)18時51分配信

 科学の面白さを伝えようと、相模原市南区北里の北里大学相模原キャンパスでこのほど、小学5、6年生を対象とした実験教室が開かれた。同大の教職課程の一環として昨年度から開催、理科教員を目指す学生らが企画から運営までを担う。子どもたちを教える学生が同時に教職に必要なスキルを学ぶ姿に、学生を指導する同大理学部の渡辺克己教授は「学生たちは試行錯誤しながら企画を組み立て、確実に成長している」と評価している。

 同大で中学・高校の理科教員を目指す1~3年の学生有志ら約40人が集まり、4月から準備を進めてきた。化学、地学、物理、生物をテーマに五つの教室を開講。酸化・還元や酵素の働きの調査など、内容は学生たちがすべてオリジナルで考えた。

 こうした準備は、講義を聴くだけの受け身ではなく、自ら調べたりグループで話し合ったりする能動的な学びの「アクティブ・ラーニング」として捉えられている。

 2年連続で参加している生物科学科2年の井渕貫太さん(20)は、「子どもたちの興味を引き付けるようにする教え方は、教員になる上で役立ちそう。難しいことを分かりやすく説明し、理解してもらえるとうれしい」と、やりがいを感じている。

 渡辺教授は「学生らの自ら学ぶ意欲に火が付いた。頭で考えるだけでなく、生身の人間とどう付き合うかが課題。教員としてのスキルを磨いてほしい」と話した。

最終更新:9月9日(金)18時51分

カナロコ by 神奈川新聞