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福原かれん、まずは“食べられる役者”に ハリウッド女優としての第一歩

クランクイン! 9月9日(金)6時50分配信

 映画『スーサイド・スクワッド』のジャパンプレミアに登場し、日本のファンを魅了したウィル・スミスとマーゴット・ロビー。そんな彼らと共に“来日”した女優がもう一人いる。両親共に日本人ながらも、ロサンゼルスで生まれ育ったという福原かれんだ。本格的に女優を目指してまだ間もないという彼女は、本作で日本人剣士カタナ役としてハリウッドデビュー。作品に大きな爪痕を残した。「自分がここにいていいのかわからない」と戸惑いを感じながらの出演だったという福原の素顔に迫る。

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 子供のころから女優という仕事に漠然とした憧れを持っていたという福原。しかし両親共にエンターテインメント業界とは無縁だった彼女にとって「ハリウッドを中心としたショービズの世界にどうやって入るのかがわからなかった」と告白する。そんな中、漠然と大学に進学し卒業を迎える。その後、本当にやりたいことは何だろうと自問自答し、女優業へ進むという結論を出す。

 「もっと早く始めればよかった」という後悔はあったものの、福原は演技の勉強をしながら、積極的にオーディションを受けた。その中に『スーサイド・スクワッド』もあった。「普通はエージェントを通してお仕事をもらうことが多いのですが、私はエージェントと契約するレベルでもなかったので、マネージャーさん経由でオーディションを受けたんです」と当時を振り返る。

 オーディション会場には、個性あふれる応募者がたくさんいたため、シンプルな黒の洋服で臨んだ福原は「間違えた」と思ったという。しかし、刀を使った殺陣や型を披露すると好感触を得た。「空手の型の大会に出たことがあったので、フィジカルな面はできたかなって思いました」。一方で「演技力はまだ始めたばかりですごく不安だったんです」と心境を吐露。しかし結果は合格。晴れて女優デビューを飾ることとなった。


 実際経験する現場は、エキサイティングなものだった。同じ絵の中にウィルやマーゴット、ジャレッド・レトがいる世界。そんなスターたちから「変わるな、初心を忘れるな」という言葉をもらったという。「大きく名が知れていくと、周りにはイエスという人が増えていくので、しっかり注意してくれる演技の先生や、助言をしてくれる人の存在を大切にしなければいけないんだと理解しています」。

 そんな金言を与えてくれた大スターたちは、現場でもとても気さくだった。「最初何もわからずオドオドしていると、ウィルが『カタナ、カモン』って仲間に入れてくれて、一緒にご飯を食べたり…。新人の私にも気を使っていただけたことは忘れないようにしたいです」。

 本作出演をきっかけに多くのことが変わったという福原。「これまではオーディションの際、台本すらもらえないことも多々あったのですが、この映画に出演してから台本をちゃんともらえる立場になったんです」と笑顔を見せる。次の一手はという問いには「アメリカでは『starving actor』という言葉があるんです。食べられない役者さんという意味ですが、レストランで働きながら、オーディションを受けてという…。まずはそこから抜け出したい。この役をやりたいというのではなく、ジョニー・デップさんやシャーリーズ・セロンさんのような幅広い演技ができる役者さんになっていきたいです」と抱負を述べてくれた。(取材・文・写真:磯部正和)

 『スーサイド・スクワッド』は9月10日より公開。

最終更新:9月9日(金)6時50分

クランクイン!