ここから本文です

脳を鍛えて認知症予防

紀伊民報 9月9日(金)17時1分配信

 和歌山県田辺市は、65歳以上の高齢者を対象にした健康教室「きらきらサロン」に力を入れている。体力づくりや脳を鍛える認知症予防が目的で、体操をしたりカードゲームをしたりする。毎年のように開催を希望する地区も多く好評だ。終了後、健康づくりの集会を自主開催している地区もある。

 教室は、2007年度から始まった。14年度までは講義形式だったが、15年度から参加者が実践的に取り組める体験形式にした。田辺市社会福祉協議会に事業を委託しており、開催要望のあった町内会館や公民館などで実施している。

 15年度の開催は101地区で、16年度は6月末現在75地区。教室は6回シリーズで市社福協職員が講師を務める。冒頭で音楽に合わせた体験があり、その後は回ごとに内容が異なる。脳を刺激して認知機能を高める発声練習、カルタの絵と文のセットを組み合わすゲームなどがある。

 田辺市明洋1丁目の元町明洋団地町内会は、ここ数年は毎年教室を開催している。参加者の鈴木洋子さん(63)は「教室で習ったことは家でも実践し、体と頭を動かしている。他の参加者と会話もできて楽しい」と笑顔。町内会長の鼻崎和生さん(62)は「教室は住民の健康意識につながっている。企画内容などを決めて、自主開催できるようになればと思う」と話している。

最終更新:9月9日(金)17時1分

紀伊民報