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米国債:下落、ECB総裁が追加緩和は当面必要ないと発言

Bloomberg 9月9日(金)5時0分配信

8日の米国債相場は下落。欧州中央銀行(ECB)が政策金利の据え置きと量的緩和プログラムの現状維持を決定し、ドラギ総裁が新たな刺激策は当面必要ないと述べたことが手掛かり。

30年債は5週間ぶりの大幅安。ECBの決定を受け、期間が長めの米国債の海外での需要が後退するとの見方が広がった。イールドカーブを示す指標は3週間ぶりの水準に上昇した。

RWプレスプリッチの政府債取引担当マネジングディレクター、ラリー・ミルスタイン氏(ニューヨーク在勤)は「一部では資産購入プログラムの拡大が予想されていた。決定は現状維持だったことから、市場に失望が広がった」と分析した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、30年債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.30%。同年債(表面利率2.25%、2046年8月償還)価格は98 27/32。

10年債利回りは6bp上げて1.60%。

5年債と30年債の利回り格差は約113bpと、終値ベースでは8月18日以降で最大となった。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、先物市場に織り込まれる9月の利上げ確率は30%。年末まででは58%となっている。この算出は、次回利上げ後に実効フェデラルファンド(FF)金利が平均0.625%になるとの想定に基づく。

原題:Bond Traders Burned by Complacency as Treasuries Tumble on ECB(抜粋)

第5段落以降を追加し、更新します.

Rebecca Spalding, Andrea Wong

最終更新:9月9日(金)6時46分

Bloomberg