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英EU離脱選択がもたらすアジアの勝者、1位は日本-中国は3位

Bloomberg 9月9日(金)12時17分配信

英国の欧州連合(EU)離脱選択はアジアに勝者を生み出すかもしれない。

その理由は、英国がアジアの貿易相手国・地域との関係強化と相互市場へのアクセスで新たな合意を結ぶことを余儀なくされるからだ。そのような動きは、英国との間で投資や金融、観光、貿易面で既に強い関係を持つ中国や日本、香港などにチャンスをもたらすと、ブルームバーグ・インテリジェンスのフィールディング・チェン、トム・オーリック両エコノミストは指摘している。

両エコノミストは「英EU離脱で英国の欧州との関係が混乱する中、世界成長の主要エンジンであるアジア経済との結び付きを強めるのが今まで以上に重要となる」とリポートに記述。英国とのつながりの強さを測る5つの要因に貿易と投資、金融、観光、為替を挙げた。

全体のランキングで見ると、中国は日本と香港に次ぐ3位。貿易と観光のつながりに押し上げられるものの、順位は人民元安の影響で下がった。チャンスを逃す可能性がある国にはマレーシアやインドネシア、フィリピンが含まれる。貿易や海外直接投資といった鍵となる関係が弱いからだ。ランキングは、スコアが低いほど高くなる。フィリピンのスコアは50だが、日本は12だ。

もちろん、国民投票後の事態の展開は始まったばかりで、英国の欧州とアジアとの将来の関係がどうなるかはまだ良く分からない。貿易に関する合意の実現には時間がかかるし、投資にトレンドができるのも数年かかると、ブルームバーグ・インテリジェンスの両エコノミストは注意を喚起する。それでもチャンスをつかみたい国・地域は、全てがクリアになるまで待つということはしないだろう。

原題:China, Japan Could be Among Asia’s Biggest Winners from Brexit(抜粋)

Enda Curran

最終更新:9月9日(金)12時17分

Bloomberg