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ドラギ総裁の地味なドラマ-金融アクティビズム終わりの始まりか

Bloomberg 9月9日(金)15時54分配信

世界の中央銀行は金融政策の限界を認識し始めているのかもしれない。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は8日、ECBの景気刺激策の有効性を強調したものの、資産購入を近く拡大するという市場の期待には水を差した。ユーロ圏経済成長見通しを下方修正したにもかかわらず、新たな発表は現行プログラムの実行が債券不足によって妨げられないよう選択肢を模索するという点だけだった。

債券購入プログラム終了の目安としている2017年3月まであと半年だが、ドラギ総裁は政策委員会がその後についての議論はまだしていないと述べた。ECBの活動が極めて活発だった数年から放任主義的な姿勢への転換は、景気を支える役割が中銀から政府へとバトンタッチされる兆しかもしれない。

ステート・ストリートの欧州マクロ戦略責任者ティム・グラフ氏(ロンドン在勤)は「ドラギ総裁は追加緩和を急ぐ考えのようには見えなかった」とし、「成長てこ入れのために財政サイドを含め全てのプレーヤーを総動員するという20カ国・地域(G20)首脳会議の共同宣言の通りだ。永久に金融緩和が拡大され続けることを当然視するのは現実的でなくなりつつある」と話した。

原題:Draghi Dialing Down the Drama May Mark Wane of Monetary Activism(抜粋)

Jeff Black

最終更新:9月9日(金)15時54分

Bloomberg

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