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オーナーこだわりの一杯を堪能! 熊本市〈808 Coffee Stop〉が人気の理由/熊本

Webマガジン コロカル 9月9日(金)18時0分配信

コロカルニュースvol.1851

ホッと一息つきたい。そんな時、行きつけのコーヒーショップがあるだけで、心がスーッと落ち着きます。たった1杯のコーヒーと店主の存在がもたらす力はとても偉大。

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熊本市内を走る路面電車、熊本市電の〈味噌天神前〉から、5分ほど歩いた場所にある〈808 Coffee Stop〉は、オープンから1年も経たないうちに、多くの人にとって大切な場所となっています。

Coffee Shop(コーヒーショップ)ではなく、 Coffee Stop(コーヒーストップ)。ランチを食べた後にテイクアウトするオフィスワーカー、授業の合間や放課後に息抜きしにくる学生など、その店名を表すかのように、人が集っては、それぞれの日常に戻っていく、まさに停留所のようなお店です。

ロースター兼バリスタとして店に立つのは馬渡拓真さん。学生時代にコーヒーショップでアルバイトをしたのをきっかけに、コーヒー嫌いを克服し、みるみる夢中になっていったのだとか。

その後、とあるビルの808号室にバリスタの友人と〈808〉をオープン。紆余曲折あり、店をクローズすると、屋号はそのままにイベントやポップアップショップなどでの出店を経験し、2015年11月に〈808 Coffee Stop〉として、この地に店を構えました。

取り扱う豆は、久留米にある個人経営の豆屋から仕入れているそう。たくさんの種類の豆を取り扱う業者から仕入れるお店が多い中、あえてそうしてこなかった理由について尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「業者から豆を仕入れる場合、その業者のWEBサイトに載っている、ものすごい数のプロファイルから判断してオーダーしなければなりません。そうなると、届いた豆が『自分が想像していたものとは違った』ということが、どうしても起きてしまうんです。僕が仕入れている豆屋さんは、直接農園に足を運んで、味を見て買付けをしています。その方と僕の『おいしい』と思う感覚が同じなのもすごく重要で、信頼しているんです」

焙煎については、「生産者が一番得をするように、その豆にとって一番いい提供の仕方をすること」がポリシーだそう。

「一般的には、浅煎りの方が豆の個性が引き立つと言われていますが、深く出した方が魅力が伝わる豆もあると思っています。だから、この豆には浅く、この豆には深くといったことは決めずに、豆の状態を見極めて、個性を際立たせることを大事にしています」

メニューは4種。豆の酸いも甘いも丸ごと抽出した〈エスプレッソ〉(340円)、エスプレッソをベースにお湯や氷水を加える〈ロングブラック〉(ホット340円/アイス360円)、ミルクを加える〈ラテ〉(ホット420円/アイス440円)、そしてペーパーをかませて淹れる〈フィルター〉(ホット360円/アイス380円)。〈フィルター〉のみ好みの豆を選ぶことができ、その他は日替りです。

オーダーの際に、「酸味があるのが苦手で」といった好みを伝えると、その日のラインナップからおすすめの豆を選んでもらえるため、新たな出会いがあることも。

こだわりはあるけれど、押し付けられることはなく、わからないことを尋ねると、真摯に答えてくれる。〈808〉をきっかけに、コーヒーにハマる若い世代が出てくるのも納得です。

あの店に行けば、あの一杯とあの人が待っている。商品と人の両方に惹きつけられる、そんなお店なのです。

information
808 Coffee Stop
住所:熊本県熊本市中央区大江6-18-5
営業時間:8:00~18:00
定休日:水曜


writer profile
Hiromi Kajiyama
梶山ひろみ
かじやま・ひろみ●熊本県出身。ウェブや雑誌のほか、『しごととわたし』や家族と一年誌『家族』での編集・執筆も。お気に入りの熊本土産は〈808 COFFEE STOP〉のコーヒー豆、〈Ange Michiko〉のクッキー、大小さまざまな木葉猿。阿蘇ロックも気になる日々。

Photographer
Ryosuke Iwamoto
岩本良介
いわもと・りょうすけ●神奈川県秦野市出身。2010年より写真家・鈴木陽介氏のアシスタントとなり、2013年独立。雑誌やWeb媒体などで活動中。地元の秦野市は、日本で初めて落花生栽培が始まった土地で、老舗の落花生商店がいくつもあるので、いつか取材で訪れたいなぁとひそかに思っています。ryosukeiwamoto.com

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最終更新:9月9日(金)18時0分

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