ここから本文です

枚方・堤町のギャラリーが5周年 「現代作家の熱量伝えたい」 /大阪

みんなの経済新聞ネットワーク 9月10日(土)7時0分配信

 枚方のギャラリー「Note Gallery(ノートギャラリー)」(枚方市堤町、TEL 072-396-0708)が9月10日、開廊から5周年を迎えた。(枚方経済新聞)

石原三加展「こっちおいで」

 オーナーの上田真由美さんが2011年にオープンした同ギャラリー。月1回のペースで現代美術作家の作品展を開催するほか、イベントやワークショップなども不定期で行う。建物は旧街道沿いの町家を改装し、天井や梁(はり)などをそのまま残す。併設の「Note Cafe」では、上田さんが手作りするランチやケーキ、ドリンクを販売する。

 上田さんは芸術大学を卒業後、美術系の会社に就職。神戸から枚方に移り住んで5年が過ぎたころ、タイミングよく今の物件に出会い、オープンを決めたという。「定年後に開くことを考えていたが、今の感性を大事にしたいと思った」と振り返る。「歴史の流れの中で、『この作家は外せない』と思うものを見いだしたい。現代に生きる作家を知ってほしいし、作家を支える人も出てきてほしい。そのお手伝いができれば」と話す。

 現在、同ギャラリーで展覧会を行っている石原三加さんは、上田さんが数年前から開催を望んでいたという作家の一人。石原さんは「今回の展示はギャラリーの梁を生かしたものにしたいと思っていた。何度も足を運び、作品のイメージを膨らませた」と話す。同ギャラリーでは、石原さん同様に空間から作品を発想する作家も多くいるという。

 上田さんは「枚方の人が気軽に入れるギャラリーでありたい。感じる心は誰にでもあるので、自分には関係ないものと思わず大事にしてほしい。現代に生きる作家の熱量を感じてもらえれば」と話す。「作品を見に来た多くの人は、この辺りを散策して『いい街だった』と喜んで帰られる。とてもうれしいし、ギャラリーとしても自慢できること」とも。

 6年目に入り、上田さんは「もっと挑戦したいという気持ちが湧いてきた。他県や海外のアートフェアにもどんどん参加して、作家や枚方の街を知ってもらうきっかけを作りたい」と意欲を見せる。「『街と作品がいい』と胸を張って言える」とも。

 開廊時間は12時~17時。月曜、金曜休み。石原三加展「こっちおいで」は今月29日まで。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月10日(土)12時7分

みんなの経済新聞ネットワーク