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<台湾・香港関係>強まる政治的つながり、中国大陸からの影響上回る=台湾学者

中央社フォーカス台湾 9月10日(土)13時20分配信

(台北 10日 中央社)中央警察大学(桃園市)国境警察学科の王智盛・助理教授は8日、4日に投開票が行われた香港の立法会(議会)選挙に関する座談会で、ここ2年間に台湾と香港の政治において生まれた「連動効果」は、中国大陸が(1997年の香港返還以降)20年近くをかけて生み出してきた影響力よりも大きいと語った。

王氏は、2014年3月に台湾で起きた「ひまわり学生運動」から、同年9月に始まった香港「雨傘運動」、その後の台湾の選挙までの一連の流れについて、台湾と香港は互いに助け合い補い合って発展する関係にあると指摘。

また、中国大陸は香港を「一国二制度」のモデルケースとし、台湾にも影響を与えようとしてきたが、立法院(国会)を占拠するなどしたひまわり学生運動の手法を、香港の民主派が取り入れようとする「今日の台湾は明日の香港」というスローガンによって、その幻想はすでに崩れ去っていると述べた。

台湾では、2014年11月の統一地方選挙で、中国大陸との融和路線をとった当時の与党、国民党が大敗。今年1月の総統・立法委員(国会議員)選挙では、台湾独立志向を持つ民進党が勝利し、2008年以来8年ぶりの政権交代が実現している。

一方、雨傘運動以降初となる今回の立法会選では、香港独立も視野に入れる「本土派」が新たに議席を獲得するなど、政治面においては台湾と香港双方で若者を中心に「中国大陸離れ」が起きている。

(呂欣ケイ/編集:杉野浩司)

最終更新:9月10日(土)13時20分

中央社フォーカス台湾