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伊東の干物店強殺 裁判員選任手続き 欠席率3割超

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月10日(土)7時45分配信

 伊東市の干物店で2012年12月、社長ら2人を殺害し売上金を奪ったとして強盗殺人罪で起訴された同市大原、元従業員で無職の男(64)の裁判員裁判の裁判員選任手続きが9日、静岡地裁沼津支部で行われた。選任手続きに出席を求められた裁判員候補者56人のうち、正当な理由を告げないまま無断で欠席したり、呼び出し状が到達しなかったりした人は計19人。「欠席率」は33・9%に上った。

 同地裁総務課によると、被告の裁判員裁判は、これまでに県内で開かれた中で実審理期間が最も長い66日間。欠席率が3割を超えた背景には、裁判員候補者が仕事などへの影響を考慮した可能性があるとみられる。

 同支部によると、同支部管内の裁判員候補者154人に呼び出し状を送付。事前の質問票で候補者98人が辞退を認められた。

 9日の選任手続きには37人の裁判員候補者が参加。当日18人が辞退を申し出て、すべて許可された。最終的に裁判員6人と補充裁判員4人が選ばれた。

 公判は計15回を予定している。初公判は今月20日に行われ、数日に1回のペースで公判を開き、10月21日に結審。11月24日に判決を言い渡す予定だ。

 裁判員の抽選に漏れた御殿場市の男性会社員(24)は「裁判の日程が長期になるのは会社に相談してあったので、選ばれなくて残念だった」と話した。富士市の男性会社員(43)は「事件の概要を聞いて引き受けたくないという気持ちもあったが、選ばれたらしっかりやろうと思っていた」と語った。

静岡新聞社

最終更新:9月10日(土)7時45分

@S[アットエス] by 静岡新聞