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米ツアーが訂正発表!?韓国の21歳が突如新人王レースに

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 9/10(土) 9:31配信

◇米国男子プレーオフ第3戦◇BMW選手権 2日目(9日)◇クルキッドスティックGC(インディアナ州)◇7567yd(パー72)

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2015-16年シーズンも残すところ2戦。まさに佳境に入った今週、ツアーは突然ある発表をした。現在フェデックスカップポイントランキングで18位、2日間で松山英樹と同組で回ったキム・シウー(韓国)という選手が「ルーキー」であると認定したものだった。

キムは3週前の「ウィンダム選手権」で初勝利を挙げたばかりの21歳。2012年末にプロ転向、翌年デビューした4年目の選手だが、米ツアーでいう「ルーキー」という表現には注釈がつく。規定では、ツアーメンバー(松山や石川遼が過去になったスペシャルテンポラリーメンバーも含む)として、キャリア通算で11試合以上に出たり、年間のポイントランキング125位相当以上のポイントを稼いだりしたシーズンが「ルーキーイヤー」として認定される。

今季大活躍のキムについて、当初はツアー側も「今季のルーキーではない」と考えていたが、同選手が昨季までにツアーメンバーとして出場していたのは、2013年に出た8試合だけ。これを関係者が指摘し、あわてて「ルーキー」と認定したというわけだ。

同選手には“空白の時間”があったことでも知られている。2012年末に史上最年少の17歳5カ月6日で米ツアーの最終予選会を通過。ところが18歳になるまでツアーメンバーにはなれないという規定があり、翌年1月にデビューするはずが、6月28日の誕生日までその資格は無効になっていた。ツアーメンバーの資格以外での出場は可能なため、17歳だった約半年間は、下部ツアーも含め、各試合の予選会(マンデークオリファイ)に片っ端から参加したそうだ。

ちなみに、キムの父はシウーが生まれる前に2年間、兄の事業を手伝うため日本の東海地方に住んでいたことがあり、日本語も堪能である。

ルーキーとして認定されたことで、キムは突如、新人王(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)レースに参加することになった。ライバルはそれぞれ今季1勝を挙げているスマイリー・カウフマンとエミリアーノ・グリージョ(アルゼンチン)となる。

キムとグリージョは既に今週の第3戦の結果を待たずして、プレーオフ最終戦「ツアー選手権」の出場権を手にしている。2007年にプレーオフ制度が導入されてから、複数のルーキーが最終戦まで進出するのは初めてのこと。今年は若い芽が豊作だったことが、思わぬ形で証明された。(インディアナ州カーメル/桂川洋一)

最終更新:9/10(土) 9:31

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