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兄弟3人が協力して歌舞伎の大看板に…しっかり者の国生、甘えん坊の宗生、几帳面な宜生

スポーツ報知 9月10日(土)6時4分配信

 中村橋之助(51)が10、11月の襲名披露興行(東京・歌舞伎座)で成駒屋の大名跡である8代目・中村芝翫(しかん)を襲名する。長男の国生(20)が4代目・中村橋之助、次男の宗生(18)が3代目・中村福之助、三男の宜生(よしお、15)が4代目・中村歌之助を継ぎ、史上初の親子4人同時襲名となる。

 昨年9月、都内で行われた親子4人の襲名会見。長男の国生は「成駒屋という老舗を守り、毛利元就の3本の矢のように兄弟3人が協力して歌舞伎の大看板になりたい」と夢を語った。もちろん、父・橋之助が主演したNHK大河ドラマ「毛利元就」を意識してのコメントだ。

 父が36年間、名乗ってきた橋之助を継ぐことにも「誰よりも父のファンなので、大好きな父の名前を継げることが、とてもうれしい」と国生。今どきの若者には珍しく、照れることなく真っすぐに父への愛を口にする。一般家庭の少年が仮面ライダーや戦隊ヒーローに憧れるように、歌舞伎俳優に夢中になった3人にとって、父の背中を追って襲名を迎えたことが最高の喜びなのだろう。

 3人の遊びは専ら「芝居ごっこ」だ。脚本、配役、演出をそれぞれが考えて、演じるのだという。共通の話題も歌舞伎のことばかり。国生が「将来は『勧進帳』の弁慶を演じたい」と言えば、宗生は「じゃあ僕は富樫がいい」、宜生は「僕は義経かな」と盛り上がり、3人そろって大看板になる日を夢見ている。

 父の橋之助は「しっかり者の国生、甘えん坊の宗生、几帳面な宜生。それぞれが個性を生かして頑張ってもらいたい」と目を細める。野球好きで巨人ファンの国生に対し、宗生はヤクルトファン。宜生は野球ではなく、ハンドボールに夢中だという。歌舞伎にかける情熱は同じだが、性格は三者三様。まさに3本の矢のように力を合わせ、歌舞伎界に新たな風を吹かせる。

 

最終更新:9月11日(日)14時55分

スポーツ報知

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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