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基金5000万円返還表明 静岡県バスケ協会長

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月10日(土)7時52分配信

 静岡県バスケットボール協会の川村修会長は9日、協会の基金約5千万円について「一部の役員が公金を返還せずに築いた資金」などとして、県や静岡市に返還する方針を表明した。静岡市葵区で開かれた理事会で、杉山明宏副会長が川村会長名義の宣言書を理事に配布した。これに対し事務局側の渡辺正知理事長は「不正の認識はなく、協会の財政危機への備えや、国際試合誘致のための資金。私的に使用できるものではない」と主張。「当時の担当者への聞き取りや、書類の調査などしかるべき対応を取る」と説明した。

 川村会長が問題視しているのは、同協会の2015年度決算書で示された「ABC基金」約5千万円。会長側は、「1995年、99年に静岡市で開かれた女子アジアバスケットボール選手権(五輪アジア予選)の補助金や収益が原資」と主張している。

 杉山副会長は「2大会とも県や静岡市、日本協会から数千万円が拠出されて剰余金が出たが、全額使い切ったように報告し、裏金化していた。基金の存在は会長に報告されていなかった」と追及する方針を示した。一方、渡辺理事長は「特別会計で計上してきた。理事会で開示するとともに監査を受けている。大会開催時、すでに川村会長は現職にあり、知らないということはあり得ない」と反論した。

 同協会は任意団体から一般社団法人への移行手続きを巡り、会長側と事務局側が対立している。日本協会は9月末までの法人登記を求めている。

静岡新聞社

最終更新:9月10日(土)7時52分

@S[アットエス] by 静岡新聞